もう20年くらい前に一度行きました。
ひとりで。
きっかけは職場での夏休みを連続7~8日取ったところから。
それだけ日数取れたら海外旅行

行き先、東京。
その頃バブリーな時代で、まだまだ若造の私でも泊まりや日帰り出張

そこを敢えて、「青春18切符」を使って快速・鈍行

当初ネーミングで誤解されやすかったこの切符、青春真っ只中の18歳じゃなくても使えます。
仕事である程度離れたところに行く時にはジャンジャン活用していました。
昼食代くらい浮いたもんね。
その「青春18切符」を使っての旅。
東京には何回かよく似たパターンで行ってるから記憶もごっちゃになってて、もうかなりうろ覚えだけど、こんな感じ。
一日目、5時間くらいかけて従姉のいる浜松へ。その日は従姉の家に泊まる

翌日、4時間くらいかけて移動して鎌倉散策。
その後東京の友人宅で二日泊まる。
あ~、銭湯



その時吉祥寺あたりにも行ったかな。下北沢もこの時歩いたかな。
その翌日、当時国立で暮らしていた別の友人が帰省するとのことで、その部屋を借りて2日ほどひとり暮らし気分を味わいました。
高尾山に行ったのはその時です。
山の様子がどうだったとか、もうほとんど覚えてない

結構楽に歩けた印象だけ残ってます。
普段、仕事だけで行き来していた東京で、だらだらぼーっと日を過ごす贅沢さ。しかも平日にひとりで山歩き

恵比寿や代官山、街歩きも仕事の時とは違う開放感。
節約旅行だけど、時間の使い方は贅沢旅行。
東海道線からじゃなく、中央線経由で松本通って帰ったこともあったし、京都からまた離れたところを回って帰ったこともあったっけ。
そういえば名古屋からわざわざ時間のかかる亀山経由で帰ったパターンも。
18切符使って日帰りで、浜松に鰻食べに行ったり、高松にうどん食べに行ったりもしたの。まだ映画「UDON」でブレイクする前だったけど。
快速電車や鈍行に乗って、いろんな人を眺めてるのも楽しかった。
言葉が、だんだんと変わってく。
乗客の会話のイントネーションがいつしか関西のものではなくなり、中部地方のアクセントが加わり、関東の言葉に変わっていくの。
お年寄りや子供達の会話が特にわかりやすいんだわ

ゆっくりと、ゆったりと、時間の経過と移動を楽しむそんな旅。
今ではもうしなくなりました。
でもふと思い返すと、そんな時間を過ごした記憶が、経験が、今の自分の中にもしっかりと残っているんだな。
「高尾山」から懐かしい旅を思い出しました。
また、行ってみたいな。
「旅行?どこ行ってきたの?」
「東京。」
「ディズニーランド?」
「ううん、山登り

なんてね。