
もうすでに地平線に沈んでしまっています。
弧を下にして沈んでいく細い月を眺めていつも思うのは
「チェシャ猫の笑い」。
昔、少女の頃、「不思議の国のアリス」の本

チェシャ猫がにやにや笑いだけを残して姿を消す、ってどういうこと?
雰囲気はわかる。
にやにやと笑った余韻が残ってるってことなんだな。
何歳くらいの頃だろう。
ある日、今晩と同じような細い細い月を眺めてふと思ったのが、
チェシャ猫が笑ってる。
だったのね。
もうそこからは細い三日月は、にやにや笑いに見えてしかたない。
今晩の月齢、2.2。
あと2日くらいはチェシャ猫のにやにやが見られそうです。