気付けば北の空には北斗七星が、ひしゃくを伏せて置いたような形に上がってきています。
北斗七星。そしてカシオペア座。
この二つの星座は北極星を見つけるために使うことがあります。
一部の星を繋いだ何倍かの距離を伸ばせば北極星にたどり着く。
たしか習ったのは小学生の頃。
私の実家は大阪市内の繁華街からそう遠くない所だったんですが、住宅地だったのでそれなりに空は見渡せました。
家が北向きに建っていたので、北極星の位置は北斗七星もカシオペア座も使わなくても、すぐに見つけることが出来たんです。
季節が変わっても変わることなく同じ位置にある星。
地球をお団子の串刺しにして回した、その串の先が指し示す星。
いつも眺めるともなしに眺めていました。
もし実家が北向きに建っていなかったら、今こんなに星を眺めることもなかったかもしれないと思います。
興味の種なんてどこに転がっているかわからないものですね。
空気が澄んでいて星が見えすぎて困るくらい見えた山の中では北極星を探すのに北斗七星かカシオペアを使った覚えがありました。
逆に今暮らしている所からは北の空は街の光が拡散されて明るくて星が見つけにくいんです。
まだ北斗七星にたよらなくてもなんとか北極星を見つけることが出来ますが、これ以上空が明るくなってくるとわからないかも。
あとは自分の視力との戦いか
