「ブラックボード」。
結局全三話、録画ですがすべて見ました。
その時代ごとに教育に関する課題・問題があり、いろいろと考えることがありました。
以下、TVの「ブラックボード」の感想ではありませんので念のため。
私、中学・高校の教員免許は持っているのですが、結局そちらの仕事につくことはありませんでした。
そういえば小学校の頃の夢は小学校の先生か獣医さんだったと思います。
大学進学の際に教育大学に落ちたので私大の教育学部を受けるか文学部を受けるかで悩み、浪人は出来なかったので安全圏で文学部に。
今から思えばその後でもいろんな方法で小学校教育の課程を目指すことは出来たのかもしれませんが、入った学部で取得出来る中高の免許だけは取りました。
教員採用試験も全落ちだったので一般企業に就職したのですが、教育実習に行った段階で「高校生教えるの、私には無理かも~」って思っていたのでそっちに進まなくて正解だったと思います。
ま、それだけの思いも無かったんでしょうね。
…う~ん。ヘタレです。
学校は好きだったんです。
教える、ということにそれほどの熱意と知識が伴わなかったんでしょう。
塾の講師とかもしたくなかったもの。
学校。
黒板。
ブラックボード。
じつは学生の頃、黒板をきれに拭くのが大好きだったんです、私。
でも、中学生の時なんかはそういうことをすると「いいコちゃんぶってる」と思われるような感じだったので、教室に朝一番乗りで入って、誰にも見られないようにひとりだけの時に黒板を拭いていました。
高校の頃は妙な陰口とかするような人のいないオトナな子たちの集まりだったので、気の向くままに?黒板を拭いていました。
今から思えばちょっと病んでたところもあるかもね。
で、黒板が好きだったからかな。
高校の卒業時にクラスでお揃いのマグカップのデザインを私が任されたので作ったのがこれ。
黒板のイラストに、インデックスレタリング(懐かしい?)でみんなの名前を並べました。
チョークと、黒板消しも置いてみました。
ってか、それが無いと何の絵かわからない(笑)。
これ、今もペン立てとして使っています。
この夏、高校の同窓会があるんだよな~。
クラスのみんなに会うのも何年ぶりだろ。全体での同窓会は初めてかも。
夏までに痩せなきゃ~
頑張ろ。
教育、の話ですが。
学校で教える仕事にはつかなかったけど、その後も日本語教育の専門学校に行ってみたりして、そういうことには興味はあったのね。しかしバブルもはじけて外国人の滞在の方も減り、需要も少なくなって、これもまた勉強しただけで終わらせてしまいました。
で、今はボランティアではありますが、「自然」とのつながりを感じてもらうプログラムを提供したり、そういう活動をしたいと集まってきている人たちへの指導をしています。
本職ではないけれど、何かを教える、伝える、ということの難しさをいろいろ感じています。
その難しさを感じている喜びもあります。
今まで学んできたことは決して無駄ではなかった。
大学の教職課程で学んだ児童心理学・発達心理学などはいぬのしつけにたいへん役に立ちました。
日本語教育で学んだことも、部活で経験してきたことも、なぜか自然観察の際に役立っています。
収入に直結することでないのが残念といえば残念だけど、今までの経験が、学習が、自分の心を豊かにする活動に繋がっているのはたしかです。
私は、ラッキーだな
そう思います。