雑誌の整理をしながらふと、にのの声が聴きたくてたまらなくなった。
歌う声より、喋る声。
賑やかいトークより、囁くようなにのの声。
何しろ「声」を聴きたい。
そう思ってまずはちょっと前から観たくなっていた「大奥」をチョイス。
あれかな。ひみあら未公開SPで掘北真希ちゃんを見て思い出したからかもしれない。
大河ドラマで阿部サダヲさんを見たからかも。
雑誌整理のついでだと自分に言い聞かせながらもつい画面に目が行ってしまう。
ひさしぶり。水野の語り。
そして「大奥」が終わっても雑誌の整理はまだ続く。
ついで、選んだのは「鉄コン筋クリート」。
こちらもずいぶんひさしぶり。
今日、私が聴きたかったにのの声はこちらだったかもしれない。
トーンを押さえた声。
イタチとなったクロの囁き声。
その語りの中に含まれる意味そのものよりも、その声の響きが染み込んでくる。
にのの声は歌う時のピンとした声のような台詞の時と、たまにざらついた、少しやすりをかけたような声の時があって。…う~ん。表現が難しい。
今日はちょっとささくれたクロの声がどんぴしゃで私の心に効いたみたい。
たぶん、夢を見たのね。今朝方。
で、よく覚えてないんだけど、誰かが一緒にいたの。
それが誰だか探りたくて、夢の続きを見たくて、朝からどうももやもやしてたんだけど。
それがきっと、クロのトーンでしゃべるにのだったんじゃないかな。
夢を見るならしっかりと覚えていたいのに。
はっきりと覚えてて、「あ~、いい夢だった!」ってすっきりしたいのに。
なんだか残念。