今朝の散歩中にカワラヒワを見かけました。
線路沿いの金網に囲まれた草むらに2,3本の木があり、その枝を渡りながら軽~い声。
コロコロコロコロ…というような小さな鈴を振るような声
ちょうど、ポーチにつけた鈴が動きにあわせてチリチリコロコロと鳴るような感じ。
大きさはスズメくらいで、若干薄い茶色。
胴の横から見たらちょうど真ん中あたりに黄色い班が入っています。
飛ぶ時に羽をひろげるとその黄色い色が目に入ります。
「黄色」って一言で書きましたけど。
色には微妙な特徴があります。
絵の具の「きいろ」よりはかなり黄緑。明るいけれどうっすら茶がかったような少し「和」な感じのする色です。
小さい頃、「ひわいろ」という色の名前を目にしたことがあります。
それがどこで見かけたのかははっきりしないのですが、折り紙だったか、色鉛筆だったか…。
しかし、「ひわいろ」の「ひわ」って何?と思ったことは覚えています。
知らないし。
びわなら知ってるけど何?「ひわ」って。
そんな記憶の色。
自然観察を始めた20代後半に初めてカワラヒワという鳥を知り、そこでこの色と結びつきました。
大人になってからもいろんな気付きや発見が身のまわりにあるものだと思います。
気付き…。
全くカワラヒワとは関係ないことだけど、いいか。ここで書いてしまおうか。
唐突ですが。
雑巾やタオルを絞る時、どう絞ります?
片手を順手、片手を逆手にして、縦にして絞るのが縦絞り。これが力を入れて絞る正しいかたちと言われてます。
学校で掃除をしていた頃。
職場やキャンプ場で雑巾を使った時。
何か微妙に違和感を感じたことはあったんです。
自宅ではあまり他の人が絞ったままの形のタオルや雑巾を触ることがないので感じたことも、考えたこともなかったのですが。
実は私の絞る向きが逆だったんだ、って気付いたのがつい2、3年前
何がきっかけで気付いたかは忘れたけど。
通常右利きの人は手を前に差し出して右を逆手、左を順手にして雑巾を持ち、右手を上にして縦に絞るんですね。そのままバットに持ち替えると右打席のバッターボックスに立つ感じ。
私、右利きなんですけど、逆なんです。
左を逆手に、右が順手。何故?
それこそ、その謎はバッターボックス、という言葉で解けるものでした。
幼い頃、従兄も同じ屋根の下で暮らしていた時期がありまして、10歳年上の従兄はたまに一緒に野球遊びをしてくれました。
竹箒の柄を糸鋸で切り、古い靴下をかぶせたものがバット。ボールはピンポン玉。
小学2年の私に左で打つことを教えたのが従兄だったんです。持ち方、振り方を教えてくれて、やってみたらホームラン。ま、狭い庭のホームランなのでたいしたこともなく単に当たった、ってだけの話だけど。
気をよくした私はその後ずっと左でバットを持ち続けていたということでしょう。
で、それに慣れちゃってたと。
自分ではあたりまえ、って思ってたことが実は違ってたとか、
昔の謎が今頃解けたりとか。
自分の世界が広がったり、見方を変えたりするとまだまだいろんな結びつきが見つかるのかもね。