高認から大学受験のメリット・デメリット | Bein' aware of wisdom

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高認取って大学受験した人のブログ


自分と同じ道を目指す人が多いか少ないかは別として、高認から独学のみで大学受験を目指す際のメリット・デメリットを書きたいと思います。


まず、メリットについて。
・勉強以外の面倒な縛り(校則など)が無い。
・通学時間など無駄な時間を省ける。
・勉強計画がものすごく立てやすい。
・自主性が身につく。勉強に対して積極的になる。

次に、デメリットについて。
・就職で不利になりやすい。
・友達が極端に減る。
・周りの目が気になる。
・学校での流行などについていけなくなる。


メリットが結構思いつくのに苦労したのに対し、デメリットの4つは数秒で全部思いついたので、多分デメリットの方が多いということなのでしょう。
まぁ、僕も自分が歩んできたこの道が正しかったなんて思いませんし、「結果論として間違ってなかった」としか言えないでしょうね。
親には心底心配かけましたし、世間体も気になる所でした。

ただ、僕は自分の経歴が嫌いじゃないですし、人とはちょっと違っていて味があるのかな、とさえ思います。
なので、僕は自分が嫌いじゃないですし、自分という存在を誇りに思っています。
(もちろん、経歴が経歴ですから優秀だとは思いませんけどね。天才に追いつけぬままに努力にふける自分の愚鈍さが嫌いじゃないということです。)

僕も最初は自分が嫌いでしたけどね。
小学生ぐらいの頃は特に嫌いでした。いじめられてたし・・・。
でも、中学生ぐらいからは、自分のことが好きというわけでもないですが、嫌いというわけでもなくなりました。
自分は自分なんだと思うようになりましたね。人よりアイデンティティを早期に確立できた気がします。
まぁまた大学生に入れば、群集のカオスに埋もれてアイデンティティの危機が再来する可能性は無きにしも非ずではありますが、人とは違う経歴が逆説的にそれを防いでくれる気がしてなりません。

一見デメリットの多そうな経歴ではありますが、逆にそれも悪くはないのかなと。
以前のこのブログの副題に「人生時にはまわり道も必要?」と銘打ったものがありましたが、この副題にはそういう意味も込めてます。
まわり道という逆境の歴史が、その人のアイデンティティの危機から救ってくれる契機となるかもしれないということです。

そういうわけで、自分と同じような道を歩みそうになってる人に言いたいのは、「案外まわり道も悪かねえぞ」ってことです。
「塞翁が馬」と言うように、人生において何が幸福かも分かりませんし。
高校生であるべき数年間を、独学に充てた人生も中々充実してて楽しいものでしたよ。
何度も言いますが、僕は自分の道が正しいとは思いませんが、楽しかったですよ。今にして思えば。

まぁ受かったからこそ言えるこの台詞ですが、同じ悩みを持っている方は、ぜひ共有してもらいたい台詞でもあります。