僕は、アコギ(フォークギター)をやっています。
フォークギターと言えば、何と言っても1970年代。吉田拓朗やかぐや姫、イルカな、井上陽水どの全盛期ですね。
やっぱりフォークソングで練習していて楽しいのは、1970年代の曲です。または、長渕さんの曲。
もちろん、今の曲(ゆず、いきものがかりなど)も好きですが、この時代の曲を聴いていると、フォークギターの存在感が半端ないです。
今のフォークギターは、ライブにおいて装飾の1つと化している感がありますけど、この頃は1音1音が、まるで打楽器のように響いてきますね。
こないだ親父に伊勢正三のライブに行きたかったな~と言ったら、「お前ぐらいの世代だと、あの時代の歌の意味が分からないんじゃないのか?」と言われました。確かにその通りかもしれません^^;
(ちなみにうちの親父は50代前半で、1975年頃はちょうど高校生ぐらいでした。)
かぐや姫の赤ちょうちんや神田川などの時代は、所謂「異性が同棲すること」が当たり前でない時代だったということで、僕はこれを親父に聞いて初めて知りました。
(これを知るまでは、「神田川」は単に切ない歌だな~としか思ってなかったのですが、今でこそ当たり前となった恋人同士の同棲に対する不安を歌ったものだ、という理解が初めてつきました。)
ただ、歌詞の意味は全然理解できてないかもしれないけど、音楽として70年代のフォークソングは僕は好きですね。
歌詞の意味が完全には分からないのに、なぜか響いてきます。
まぁ、こんな事書いたら、「歌の良さも分からないガキが、生意気なこと言うんじゃねぇ!」と思われるかもしれませんので、あまり堂々とは言えませんが、それでも良い歌が多いです。
また、もう少し前は学生運動が盛んだったという時代背景から日本のフォーク音楽を理解しようとする試みもまた面白いものがあります。
個人的には、この時代の歌を聴いてた人からすれば、そりゃ最近の歌は物足りなく聞こえるに決まってるな~と思います。
この時代の歌は、歌詞の工夫の仕方が違うように思えます。
歌詞がワンパターンじゃないのは勿論として、その音楽、そのメロディーに合うように、歌詞を工夫させて、思わず口ずさみたくなるように出来ています。
例えば、山田パンダさんの「風の街」なんかですと、「表参道~原宿は~」って思わず口ずさみたくなるように出来てるように思えます。
今の曲は、全体的にこういう曲が少ないのかもしれません。
(もちろん、良い曲も多いですが^^今の音楽も僕が知らない中にも素晴らしいものが沢山あると思います。)