高度1,000光年の理解『バシャール×坂本政道』 | Hack or Fuck ?

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photo credit: Dorli Photography via photopin cc

いいかげんマスコミの誘導番組を見るのも飽きてきたので本でも読むことにした。
『バシャール×坂本政道 人類、その起源と未来』
簡単に説明すると、バシャールという地球外知的生命体をチャネリングするダリル・アンカ氏と体外離脱とヘミシンクで有名なモンロー研究所レジデンシャル・トレーナー坂本政道氏の対談本だ。

対談というよりは坂本氏が人類の起源やピラミッドにまつわる色々な疑問をぶつけ、バシャールがそれに答える質疑応答集という方が近いのかもしれない。

その内容は、この手の話を信じない人からすれば最初から最後までまったく興味のない話で、好きな人は思わず身を乗り出してしまいそうな話だろう。

おれも正直なところ人類の起源はああだこうだと言われても、「あ、そうなんですか…」という感じだ。だが信じないわけではない。ただ昨日のことさえなかなか思い出せないおれにとって、何十万年前のことを言われてもどうしていいか分からないというのはある。

まあそれでもピンと来ないなりに読み進めていった。中盤の「意識と振動数」にさしかかる頃、やっと理解のフォーカスが合ってきたように思う。それはGoogleアースの映像で人工衛星の視線がどんどん地球に近づいて、大洋に浮かぶ大陸を映し出し、国境で隔てられた各国を映し出し、それらの国々の都市を映し出し、さらにその中の街を映し出すような感じに似ている。

理解とは高度で表せるのかもしれないなどとふと思う。そして時間とは高度の別の表現なのかもしれないとも感じる。

高度が高ければ高いほど広範囲の視野がカバーできる。
高度が高ければ高いほど広範囲の理解が得られる。
高度が高ければ高いほど時間の制約から自由に近づく。

そのためにはどうすればいいのか。

振動数を上げるのです、とバシャールは言う。

振動数⁈そうか!しかしどうやって⁈

ワクワクすることです。

やはりそうきたか!そんな気はしてたが…。

他には?他にはないのか⁈

…そこで持ち出されるのが、あのピラミッドだ。

どうやらピラミッドは古代のエネルギー増幅装置であるという。

そうだったのか!おれは生まれてこのかたピラミッドに関心を持ったことは1ミリもなかったが、どうやら坂本氏は違ったようだ。ヘミシンク体験で出会ったガイドに示唆されたようだ。よく分からないが。おれのピラミッド体験はと言えば、遠い昔幼稚園に上がる前、連れられて行った動物園でピラミッドとスフィンクスが描かれた垂れ幕を前にしてラクダに乗せられた写真があるのみだ。

それはともかく、ピラミッドだ。ピラミッドがあればわれわれにも意識の振動数を上げることができるらしい。もしかしてネイティブ・アメリカンのテントみたいなあれも似たような原理なのだろうか。


すべて読み終えた後、おれはもう一度、Session04の扉のページに書かれている言葉に戻る。

「悟り、エンライトンメントを経験したければ、あなた自身が明るくなる、軽くなることが大切です。笑うことは、あなたの振動数を上げてくれます。」

おれはこの言葉を心に深く刻み、これからの住宅その他の建築物はピラミッド仕様を推奨したいと思うのだった。





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