昼間、録画していたドラマを観た。
重松清原作『とんび』
正月に録画して、ずっと放ったらかしにしておいたのだが、
ふと思い出して前、後編をまとめて観た。
父と息子の絆と、その二人を見守る人々の優しい眼差しを描いたドラマだ。
そんなドラマの主題歌として流れていたのが、この曲だ。
『箒川を渡って』/踊ろうマチルダ
トム・ウェイツを思わせる嗄れ声と哀愁を帯びたアコーディオンで聴く者を惹きつける。
こうしたミュージシャンの存在を知ると、
ポッと胃のあたりが温められるような、
暗い道に一杯飲み屋の提灯を見つけたような、
ほっとした気分になる。
そして、踊ろうマチルダのようなミュージシャンを愛する人々が
全国にいるのだと思うと、
まだまだ捨てたもんじゃないかもなと、
そんなことを思う。