NLPハンドブック―神経言語プログラミングの基本と応用/春秋社
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第1部
NLP モデル
第1章
NLPのマジックとは
マジックには構造がある
…というわけで、ざっと第1章を読んだ。で、ざっと要約すると、
この本、つまりNLPにおけるマジックというのは、人間の主観に働きかけて起こる変化を指す。
で、その人間の主観には構造がある。
構造が分かれば、そこにパターンが見出せる。
見出されたパターンは分析することができる。さらにそれを効果的に扱うことができる。
以上が、NLPの出発点である。そしてそれに同意した者たちが、『NLP、すなわち神経言語プログラミングという名の世界に踏み出すことになる。』
…うん、何だかかっこいいね。
でもここで、ふと思うのは、NLPはそもそもマジックに満ちた人間の主観を覆うベールをはぎ取る技術のはずが、なぜかNLP自体がマジックのような印象が世間には流布してるような気がするな…まあこれも読者を惹き付けるレトリックなのかね。
…で、話はNLPが誕生した経緯に進む。このへんは個人的にはスルーでいいかと思う。
3人のすごく頭のいい人たちが作り上げたんだな、と。まあ3人で色々とやったわけだ。
で、彼らは、『人間の脳を、考えたり、感情を表したり、行動したりするための「プログラム」で「プログラミングする」ことができる情報処理ユニット』とみなした。:p26
すると自ずから以下のような問いが生まれる。
『・こうした「プログラム」はどう働くのか?
・何がそのコンポートメントの各部を構成するのか?
・何がプログラミングを発生させているのか?
・どうすればそうしたプログラミングを変えられるのか?
・どうすれば自分の意識や無意識を訓練して、そうしたプログラムを動かすのに必要な直観を発 達させられるのか?』:p26
問いとは、そのままアプローチとなる。いや、NLPにおいて、それは跳躍台となった。
『なぜそれが作動するのかを説明する「理論」』を飛び越えた。
…これはまったくの門外漢で素人のおれでも、しびれるね。
ジェイルブレイクって感じがするよ。
「理論」の檻に閉じ込められてた無実の人を救い出したって感じ。
さっそうと現れて、マントか何かひるがえして。
で、そのへんのことを本はこう書いている。
『NLPの愛と情熱はまさにここに要約される。すなわち、モデリングを行い、プロセスとどう(how)を探求し、なぜ(why)を軽視し、病理よりも卓越性の体験を重視しているのである』:p27
しかし、病理よりも卓越性の体験を重視することは、なぜ(why)を重視するそれまでの「古い」心理学を『一挙に不適切なもの』:p27 にしてしまった。
…これはちょっと言い過ぎじゃないの?とおれは思うけど…このあたりが、既存の心理学から距離を置かれている理由なんだろうね。
(それは後々考察するとして。)
まあそんなわけで、NLPとしては、『「この問題の本質は何か? What is the real nature of this problem ?」という「断定のbe動詞」と使ったものから、「この人は自分が感じ取っている現実、体験した現実をどう構築してきたか?」』に焦点を当てることとなった。
…で、そうした「好ましくない」構築のされ方をした「現実」=「主観」を変化させるパターンを生み出してきた。
何だか、テレビの「ビフォーアフター」を思い出したよ。あれ、たまに観るけど、面白いね。
それはともかく、NLPは色々なパターンを駆使することで、『自分自身の脳の運営法を習得でいるよう段階的に指導してくれる』という。
…ちょっと疲れてきたな。今日はこのへんにしとこう。
まとめ
*NLPは、愛と情熱のアプローチである。