先日、税に関する資料を探しに図書館に行ったのだが、ついでに目に留まったこの本を借りた。
NLPハンドブック―神経言語プログラミングの基本と応用/春秋社
¥3,675
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NLPという言葉は何度か耳にしたことがあったが、実際のところはよく分からないなと思い、ひとつ読んでみることにした。
本来なら通読してメモを取って、感想なり何なりを書くのだろうが、今回は読みながらその都度書いていこうと思う。
ただ、最後まで読み終えるのか自分でも分からない。図書館には返却期限というものがあるからだ。
ちなみにこれはあくまでも自分用の地図であるので、重要な箇所が抜け落ちたり逆にあまり重要でない部分にスポットライトを当てることになるかも知れない。
それでは、ページをめくってみよう。
…なるほど、目次だけで目眩がしそうだ。
序文をインターナショナル・ティーチング・セミナーズのイアン・マクダーモットさんという人が寄せている。www.itsnlp.com
「はじめに」p9~18
…はじめにって、前置きが長いな…本書が誕生するまでって、別におれにはあまり関係なさそうだけど…いや、でもわざわざこうして書いてあるってことは必要なんだろうな…読むか…
『(NLPが)セラピーのみに用いられるとしたり、主にセラピーに用いられるとするのは、NLPがひとつのセラピーであるという間違った示唆を与えてしまう。それは正しくない』:p10
…そうか、NLPはセラピーの枠だけに留まらないんだな…
『NLPは本質的には人間の体験のモデリングであり、とりわけ人間の卓越性のモデリングである。…NLPは、卓越性、健康、熟達、才能といった、要は、効果的に機能するものにはるかに重きを置いている。治療による変化というよりも、生成的な変化を強く志向するものなのだ。』:p10
…だから、色んな分野に使えるんだな。つまりNLPを活用すれば、今より「よくなる」ってことか。いいじゃないですか。これを使えば今より悪くなります!ってより断然いいじゃないですか。
例えば…ビジネス、マネージメント、コーチング、教育、成長、スポーツ、対人関係、コミュニケーション、調停、プロファイリング、モデリング…といった分野に応用してあたかも『マジック』のような変化をもたらすものである、らしい。
『マジック』といっても、引田天功とかマギー司郎とかは関係ないようだ。じゃあ何だと言えば、
NLPでいう『マジック』とは、
『主観的体験の構造を知ったときに生じる一見とっぴな、しかしすばらしい魔法のような効果(変化)』を指す。:p11
なるほど。要は「気づき」みたいなものだな。自己認識だな。で、あれだな、自分ってものの構造を知れば、それは改善できるってことだな。
仏教でいえば、無明の状態を明らかにして悟りへと導くみたいなことだな。
こうして見れば、NLPって限りなく宗教に近いね。だから無数のグル(プクティショナー)が世界中でコーチングしてるんだろうね。もちろん宗教ではないんだけど。
まあそんなわけで、NLPは『主観的体験』の構造を明らかにし、その中で繰り広げられる混乱を解決しようっていうことだ。簡単に言えば、思い込みをなくすってことだ。もっと言えば、思い込みの主体をデリートするってことだ。このデリートの作用がマジックなんじゃないかなと思う。
そして、そんな思い込みの闇を、『Neuro(神経)Linguistic(言語)Programming(プログラミング)』を駆使してデリートしていこうというアプローチが、NLPってことだ。
…ページをめくる…『E-プライム/E-チョイス』という項目が目に留まる。
『E-プライムとは、「be動詞」を使っていない英語を指す。』とある。:p17
『英語から事実に誠実でないこの消極的な動詞(is,am,be,being,been,was,wereなど)を取り除くと、ふたつのきわめて重大な問題を排除することができる。問題のひとつは「同一性を表わすbe動詞」で、「he is an idiot」(彼はばかだ)という使い方をする。もうひとつは「断定のbe動詞」で、「that chair is red」(あの椅子は赤い)という使い方をする。こうしたbe動詞は、事実に誠実でないことを地図に描き、土地そのものとの構造的関係を誤って伝える。その結果、健全性に問題が生じ、土地そのものへの適応に問題が生じる』:p17
なるほど、be動詞というのは、思い込みを起動させる役割があるということだな。
…面白くなってきた。ってまだ「はじめに」の段階か…長いな…
今日はここまでにするか。疲れたよ。で、これ読了できるのか…
とりあえず、今日のまとめ。
*NLPは、自己認識のツールである。
*NLPは、あなたの思い込みをデリートする。
*主観的体験は、be動詞によって支えられている。