河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」 -7ページ目

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
川に流されながら頭を整理中。

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小学生の時、同じクラスにいわゆる

「小人症」の女子、R子がいた。

明るくて楽しい娘だったので、

よくおしゃべりしてた。

 

クラスでは、あからさまないじめは

なかったと思うけど、口喧嘩をすることは

あって、ワタシも酷いことを言ってしまった。

 

「椅子に座って背が高くなるのはオマエだけだ」

「アンタの足の長さだって私の次じゃないか」

 

まあ、それでも仲は良かった。

中学に進むとR子とはクラスが変わって

しまったけれど、入学直後、担任の先生が

酷いことを言った。

 

「隣のクラスに、ちょっとヘンな子がいるけど、

見ても気にしないように」

 

中学では幾つかの小学校区が合流するから、

初めて彼女を見る生徒が多いのは分かる。

しかし「ヘンな子」とは何だ、学年主任のクセに。

メチャクャ腹が立った。

今なら食ってかかるだろうけど、

あの頃は♪ハッ!

何も言えない内気な少年。

 

その後、ワタシが入った部活の顧問も

その先生だったりして、ちょっとヤな感じは

3年間続いた。

見た目はスラっとして知的で上品な先生

なんたけど、30年後に同窓会で会った時は、

デブっとした無口で暗い感じの老人になっていた。

R子は来ていなかった。

きっと苦労していたんだろうな、知らんけど。

 

都議選とかで東京に行ったついでに、

ヘンな対話をして間違って更なる苦労を

背負わせなくてホントによかった。

来ていれば話をたくさんしたかったけれど、

ワタシの方が話を聞いてもらえるほどに

達観してそうだな。

 

恐らく会での悟りなんてのは、その多くが

世の中の教訓と比べたら、体験発表するほどの

ものではない気がする。

 

やれ新聞だ、選挙だ、財務だなど、

正面から向き合わない指導なんて、

問題の本質から目を逸らされ、

踊らされているだけなのに。