鯛の鼻の次に訪れたのは平戸ザビエル記念教会。
先輩のお勧めとしては外せないだろう。
フランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教
するために三度にわたって平戸を訪れたことを
記念して、聖堂脇にザビエル像が建てられたこと
から教会にこの名がついた。
トゲトゲのゴシック建築で、とても美しい。
高台の庭園からは海が見渡せる。
教会内部に入ると、どこかの会館と異なり、
静かで薄暗く落ち着いていて実に厳かな
雰囲気であった。
カトリックの幼稚園に通っていたワタシ
としては、とても懐かしく感じられた。
ザビエルは布教に命を懸け、その途上で
病死したという。
歴史に名を残す人は志の深さが違う。
見学、駐車無料。
駐車場に停めると横には我々と同じ都道府県
ナンバーの車があり、丁度ドライバーが
戻って来た。
嫁車のナンバーを見てクスクス笑い出した。
お互い様だけど、こんな遠くによく来たモンだ。
ご苦労さん。
次に訪れたのは平戸城。
駐車場からお城までの山登りが体力的に
しんどくなってきたw
平戸城はこれまでに色々な政治的事情で
何度かの再建を繰り返し、現在の外形を
成したのは昭和37年という。
内部は初期を殆ど再現しておらず、最近も
リニューアルされ、解説用のスクリーンモニター
など現代的展示場となっている。
築城当時の北虎口門の門扉が保存、展示
されていた。
ここにもC国人がたくさんいたw
日本の城はかつて4~5万ほどあったらしいが、
現在一般的に見学できるのは 200ほどらしい。
このうち現存する天守は12城だけで、
「現存12天守」と呼ばれており、その価値は
高く、殆どが西日本に固まっている。
ワタシはこのうちの彦根城、姫路城(超お勧め)、
高知城しか行ったことがない。
つまり殆どの城は後世の手が大きく入って
いるので、お城めぐりもいいけれど、
ちょっとシラけるかな。
駐車無料。
帰りに平戸大橋を渡ったところから近い
平戸瀬戸市場へ寄って、一番人気の海鮮丼で
遅い昼食。
橋や海、海鳥たちを眺めながらの新鮮なお刺身は
美味しかった。
あ、ここから平戸城も見えるぢゃないか。
市場では魚介類が安く売られ、土産物も多い。
おやつに買ったカマボコをかじりながら更に走る。
長崎県は日本で一番島の多い県で、漁港や
マリーナがたくさんある。
立ち寄った市営マリーナは、ボートの
年間係留料金が自宅近傍より驚くほど安く、
何だか移住したくなってきたw
家で野菜を作り、海で魚を獲れば自給自足
できそうだ。
まあトータルでは、魚は買った方が絶対安い
だろうなw
ボートで海に出れば人生観が変わるので、
お金の問題ではないんだけれど。
夜に北九州市へ移動する。
つづく