高校生の部
入選 乾 瞳夢
瞳夢の涙を見ました
入賞出来なかったという結果からの
涙ではありません☺️
勿論、結果を求めずに出場する人は少ないかも知れませんが
結果なんて、運やタイミングもありますし
人がジャッジする好みもあります
其々コンクールで(大まかに)求められる事も違いますし
出場者のレベルだって違う事もある
しかし、バレエや舞台人として求められる根本はどのコンクールも同じ
基礎であったり、メンタルであったり、華やかさ(オーラ)、表現力、音楽性、魅せ方など
素人であり、まだまだ10代以下で
舞台への勉強中の人が殆ど
プロからしたら勉強中の皆んなのレベルは、そう変わりはなく
大体が同じ層にいます
その層が殆どで
では何故、その多数いる層から抜け出せる上位入賞者は同じような名前が並ぶのか
(いつもではありません。大体の話をしています)
理由は沢山ある
経験、基礎力、度胸、楽しむ心、、自信、、
その他いっぱい
大きなコンクールでも小さなコンクールでも
上位入賞する事は簡単ではない
小さなコンクールだからといって
上位に入れるなんて考えないで欲しい
でも、運もあったりしますから
それで満足しないで欲しい
追求はずーっと続く
結果発表後に
瞳夢と面と向かって話が出来ました
審査修了後には、結果を待たずともわかっていた事でした
コンクールに出る意味とは
「自分を知る」
今の自分の足りない所、弱い所を知る事が1番の目的です
普段のレッスンで様々な先生方に指摘はされているのは当然
しかし、言われ続けていても実感がなかったり
やってるつもりだったり、気付いてなかったり、、
こうやって、公の場で
ご指摘、アドバイスは有難い事ですが
皆、コンクールになると評価されなくて
泣くのは何故?
いつも指摘されてる
普段のレッスンで出来ない自分に泣いて欲しい、、
評価されないには、沢山の理由、原因がある
そこを改善せずに
何度コンクールに出ても同じ
例え結果が出ても
それは、たまたまでありマグレ
その弱さや足りない所はいつまでも同じで
満足して終わり
次もご評価頂けるとは思えない
今回、瞳夢に話した事は
普段のoffは凄ーく良い子
寧ろ大人の私も人として勉強出来る位
素晴らしい所を見せてくれる
しかし、瞳夢の夢はバレエダンサーでなくとも
舞台が目標
全てはバレエに共通する事です
予選と決選でのメンタルが違いすぎる
本人は気付いてないだろな
集中力、執着心、気持ちのコントロール、
良い意味での鈍感力、ある意味ポジディブ思考など
求められる
沢山の同じ層の中から抜け出すには
基礎力、表現力、音楽性も勿論ですが
上記の様な求められる事を
自分のモチベーション次第で
踊りは変わる
だから、舞台を沢山経験し
ソレに気付く事、そして改善して行く事が大切だよね
(直ぐに改善出来る人、沢山経験して徐々に改善出来る人様々ですが)
海外バレエ留学生を含め
もう就職の年になる我が生徒は数人います
本人に足りない所、弱い所
厳しい事も沢山言わなければならない
我が生徒だから、厳しい事を言えるのは私しかいないと思ってます
小さな学年ならともかく
いーよいーよ
可愛かったよ
綺麗だったよ
次頑張ろなだけでは終われない学年
しかし、1つの舞台で
一喜一憂する事はなく
お金を頂けるプロになっても
終わりはなく、プロでも
一生追求、研究して行かなければならないのですから
舞台が
楽しい=自分にぬるく、あまく
では、ダメなんだな…
(本人はそう思っていない)
私事になりますが
私は現役中
舞台の千秋楽ラストのフィナーレで半月板を割り
お衣裳を着たまま救急車で運ばれました
その後、今は亡き
大浦みずきさんにご紹介を受け
病院を変え手術をし半年間休演しました
踊る事が好きで好きで
毎日舞台に立てるのが幸せな環境にいました
(その反面、裏では厳しく辛すぎる事は沢山ありましたが、ココでは書きません。生徒には良く話したりしています)
辛い事があっても
舞台に立つとお客様が居て下さり、拍手を浴び
照明が当たるとたまらなく心が踊りました
でも、半月板損傷後
完治したものの
半月板は膝の内側、外側4つあるうちの1つを手術しただけで
後の3つがいつ外れるか、割れるか(実は手術の1つ以外が外れました)
痛みと共に不安がつのり
舞台に立つ度に心踊る事より不安が占めていました
お金を頂けるプロとして
いつ又舞台上で同じ事が起こるか…申し訳なく
舞台人として旬な年齢もあるので
メンテも沢山しましたし、女性が筋肉を付ける事には時間もかかり
手術手術で休演を延長する事も出来ず
何よりも
舞台を楽しめる心が100%ではなくなりました
ので、退団を決意しました
その後は、何度も何度も
もう一度受験する夢を見ました…
怪我がなければ
まだまだやっていたかも知れませんし
別な人生を歩んでいたかも知れません
今は、その経験から
生徒にはメンタルを含め沢山伝える事が出来ますし
同じような気持ちの生徒や目標(バレエや舞台以外でも)を持つ
我が生徒には沢山応援出来ます
今でも踊る事や舞台は好きです
怖さもありますがその緊張感も好き
数年前に
ちょこっと舞台で踊ってみましたが
もう年齢も年齢で
いきなり復帰は若い時の様に体力なく、膝も又悪化で
昔の様には踊れなく落ち込みもしましたが笑
やはり
あの舞台上での心踊る気持ちは
忘れられませんね
踊れる環境、体がある人
羨ましいと思う時もあったな笑
生徒には失敗を恐れず
沢山経験して欲しいと思います
何度もブログには書いてますが
人生失敗してなんぼ
ソレに気付き
次に繋げる
頑張っていればご縁も頂けるし
今という時期にチャンスもやってくる
あ、チャンスは気づかなければなりませんよ~
でも、失敗して(一言で失敗と纏めてますが)
人として
引き出しが増え
器が大きくなり
人にもアドバイスが出来たり
人に優しくなれると思うんです
優しいって色々な対応の仕方があると思いますよ
私事を長く書いてしまいましたが
瞳夢~
感想をくれましたが
全部理解しています
私の生徒である限り
1人で歩き出すまでは
見捨てたりは絶対しない(そっと見守る事はある)
瞳夢だけじゃないけど
思い悩む事
人間だから当たり前
私だってあります
その最中は辛いよねー
だから、この先も
一緒に頑張りたいと思っています
ママも大変お忙しい中
ご協力、サポート
ありがとうございました
終わり








