日本人では、横浜市青葉区在住で横浜翠陵高校1年の前田紗江(さえ)さん(15)=マユミキノウチバレエスタジオ所属=が2位、モナコ公国モンテカルロ在住の加藤三希央(みきお)さん(18)=モナコ王立グレースバレエアカデミー所属=が6位入賞。このコンクールでの日本人優勝は、2012年の菅井円加さん以来2年ぶり。
二山さんは受賞後、「なんて言ったらいいかわからない。本当に緊張した。ここまで支えてくれた家族に感謝したい」と述べた。審査委員長を務めたケイ・メイゾウさん(米ニューヨークシティバレエの元プリンパル)は「音感豊かに踊れていたことが高く評価された。テクニックにも強いダンサーだ」と評した。
このコンクールは15~18歳だけが参加でき、「将来性」を審査することで知られる若手ダンサーの登竜門。42回目の今回は、295人がDVD審査に臨み15カ国の73人が本選に出場。この日の決勝には20人が進んだ。上位6人は、世界の有名バレエ学校やバレエ・カンパニーへ1年間無料で通える。生活支援金として1万6千スイスフラン(約180万円)も支給される。二山さんは、米サンフランシスコのバレエ学校を希望している。
2位の前田さんは「夢のようでまだ実感がわかないがすごくうれしい。今日は自分らしく楽しんだ」。6位の加藤さんは「出来はまあまあでしたが、自分の中では楽しめたので良かったです」と話した。
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