
鶴見川沿いをチャリで通勤中、朝は川鵜(かわう)が潜ってさかなを捕まえていました
夜はコウモリがフラフラと舞いだしました
顔にぶつかってきそうです
暖かくなるといろんな生物が登場します
順番待ちで待機していたキューブの出番です

=The Ploblem=
エンジンまたは助手席側のヒーターユニット辺りから
やたらジャバジャバ音がする
ラジエターの辺りでもブクブク音がする時もある
などの症状をオーナー様よりお伝えいただきました
検査の結果、
(シリンダーヘッドガスケット吹き抜け)
という結果となりました
シリンダーヘッドを降ろしガスケットを交換していくことになりました
運が悪いとヘッド交換も考えられます
オーナー様が手を合わせて祈る中、作業開始となりました

なんとキューブ君、改造されています
過給機付です(星野製 ポン付け)
今回の"BLOWN"とも因果関係大ありかもしれませんね!

この辺りから少々難しくなってきます
タイミングチェーンに記しを付け、
カムシャフトのスプロケットを外し、カムシャフトを取り外します
インテーク側のスプロケットは最進角状態の位置でロックする儀式要
-NISSAN CVTC-
小さな排気量でパワーを出す為に日本車のエンジンの中はたくさんの知恵が詰まっています
その分、修理も複雑になってきます
ひるまず進みます

フロントカバーを外してないので、
タイミングチェーンとクランクスプロケットはずれないのですが
なんか怖いので一応ガイドに縛りつけておきました

無事摘出完了

煤けた(すす)チャンバーをピカピカにします

▲ピカピカで気持ちいいですね
ヨゴれでどうのこうのなる訳ではないのですが
せっかくなら見た目も重視したいですね!

★Checking for clyinder head warpage★
(歪み(ひずみ)具合のチェック)
ここで合格しないとヘッド交換です
現車は無事パスしました
計測ポイントは全部で6か所

▲ぶっ飛んだ箇所も無事発見!
********************************************************

ヘッドを載せ、カムシャフトを取り付けていきます
ここも取り付ける位置があるので気を付けてすすめます
◎落とし穴◎

20本あるカムシャフトを固定するブラケットのボルトのうち、
2本だけ形状の違うボルトが使用されています
”ボケー”と作業していては見落としてしまう箇所です
ぱっと見同じでもよく見ると違いがわかります
このフロントのカムシャフトのブラケットの裏側は”CVTC"のオイルラインがあります
間違えた場合、すぐ壊れるのか、またはどんな壊れ方をするのかは不明です
チェーンテンショナー

縮めて取り外すはずのテンショナーも縮めにくかったので
そのまま外してしまいました
不安もあり、日産ディーラののれんをくぐりメカの人に相談もしました
「そのまま外すと中のバネがぶっ飛びおじゃんになりますよ!」
とアドバイスを受けておりましたが、アクセスしにくく、ダメになるのを覚悟で
そのまま外しました
プランジャーは飛び出ましたが全然リカバリーOKでした
ピンでプランジャーを固定し無事取り付け完了しました
■■■

組み付け後、エンジンを始動~クーリングラインのブリーディングも
プクプクと無事完了
走行テストに出向きフルブーストを掛け、快調を確認
キューブ君、次の10万キロへ向けてオーナー様のもとへ戻られました,,,

▲星野製過給機裏側
アイドリングではOFFとなるようマグネットスイッチ付
CUSTOMER SERVICE IS MY #1 GOAL !
*OLD HOUSE**
Phone:045-591-9695
Mail:superior_olds007@ybb.ne.jp

日産 キューブ 修理
スーパーチャージャー
コンプレッサー
ブロアー
ヘッドガスケット交換