葵です、こんにちは![]()
今回は、囲碁の豆知識(?)です。
囲碁は「勝ち」と「負け」を争いますが、
稀に「無勝負」というものがあります。
珍しい中でもメジャーなのが「三コウ無勝負」です。
本能寺の変の前夜に、織田信長の前で打たれていた対局が
「三コウ無勝負」であったため、
不吉な予兆、などと言われています。
(ただの伝説という噂もあり、真相は分かりません
)
先日、大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回が「本能寺の変」だった為、
囲碁界ではちょっとした話題になりました![]()
ちゃんと囲碁のシーンがありましたね![]()
(詳しい描写は無かったみたいですが)
「三コウ」とは一体何なのか、ざっくり説明したいと思います![]()
*1図
まず、しつこいほど使っているこの図。
置いた石から、出ているタテヨコの線を
全て塞がれると取られてしまいます。
(図の黒は全て取られています)
*2図
白が□に打つと、黒(●)が取れます。
*3図
こうなります。
*4図
次は黒の番で、■に打つと、白(▲)が取れます。すると、
2図に戻るわけです。
勘の良い方はお分かりでしょうか。
2図~4図が永久に続いてしまいます![]()
これを「コウ」と言います。
永久に続いたらたまりませんから、
「取られた直後は取り返してはいけない」
とルールで決まっています。
間違えて取ると反則負けです。
(初級の方には、「取れませんよー」と戻してあげますので大丈夫ですよ
)
いったん別の場所に打ってからなら、取ってOKです。
ここまでなら、1局に1回は起きるレベルです。
最初は少し大変ですが、慣れてしまえば問題なく進みます。
では、このコウが3つあったらどうなるでしょうか。
*5図
×がコウです。
順番に取っていくとどうなるでしょうか。
*6図
白が1と取ります。
その瞬間、黒は×だけはルール上打てません。
(取られた直後は取り返せない)
黒が2と取ります。白は、●だけが打てません。
白3と取ります。
*7図
「取られた直後」ではないため、
黒4と取ることが出来ます。
白5、黒6と順番にコウを取ると…
5図に戻っています![]()
これだと永久に続いてしまいます。
このように3つコウがある状態を三コウと勘違いしがちなんですが…
別にこれ、必死に取り返さなくてもよそへ打てば良いわけですよ。
3つコウがある状態で、「双方が譲らなかったら」
三コウ無勝負となります。
ただコウが3つ出来るだけなら、全然珍しくありませんが、
譲れない状況はなかなか起きないため、
一生のうちに一度も経験しない人が多いと思います。
私は、23年くらい囲碁をやっていますが一度もありません![]()
弟は、昔から引きが強いというか、何か持っている(?)ようで、
私が知っているだけで3回経験しています。
(子供の頃の碁会所、ネット碁、プロになってからの手合)
さっき、不吉な予兆とか書きましたが、大丈夫ですかね←
説明が難しくて、何度も挫折しそうになりましたが
(後半グタグタになってる気がする(笑))
何かそんなのもあるんだな、くらい思って頂ければ嬉しいです![]()
疑問に思うことがあったら、いつでも聞いて下さい![]()
ちなみに「麒麟がくる」では、囲碁シーンに棋士の監修が
入っているため盤面も凄く凝っています![]()
また何か思いついたら書いていきますね![]()
では、また![]()
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