関東は久しぶりの雪です。

 

今日ほどの積雪ではなかったと

 

思いますが、

 

かつて、雪の日に

 

稽古に行ったことがあります。

 

まだ小学生でした。

 

パソコンも携帯電話もない時代。

 

道場に一緒に通う友達は

 

いつもの待ち合わせ場所に

 

現れませんので一人、

 

自転車で道場に向かいます。

 

 

子どもが多い時代でしたが、

 

集まったのは自分を含めて数人。

 

助教と指導員の大人が二人、

 

子どもは三人くらいだったでしょうか。

 

合わせて五人ほどで円陣を組み

 

稽古を行ったことを

 

いまも覚えています。

 

「よく来たね」と

 

指導員が笑顔で言ってくれました。

 

 

もちろんエアコンなどない、

 

足から底冷えする板の間の道場で

 

助教や指導員の指揮のもと

 

稽古したことは

 

いまも遠い記憶の中に残っています。

 

 

このような雪の日に、

 

三十数年前のことを

 

ふと思い出しましたが、

 

その、

 

とても器用とは言えない自分が

 

いまの私につながっているようです。

 

助教や指導員、

 

仲間たちとともに過ごす時間は

 

楽しいものでした。

 

 

これまで空手道を長年にわたって

 

続けてきたことを

 

それらしく、

 

もっともらしく語ることがありますが、

 

その頃の自分にとっては

 

楽しかったという、

 

それだけなのかもしれません。

 

 

さまざまな出会いに感謝し、

 

私はいまどのようなものであるのか、

 

改めて見つめ直し、

 

精進を続けていかなければ

 

ならないと思います。