今日は、『天皇盃・皇后盃 第48回全日本空手道選手権大会』でしたが、それは他の道場の先生方にお任せして(笑
今年はコロナ禍で大変な年ですが、日本競馬界は記録ずくめの年となっています。
先のブログにも書いたとおり、「父子二代での無敗の牡馬三冠」のコントレイル号と、「無敗の牝馬三冠」のデアリングタクト号の登場に、「芝G1レース8勝(その後JCで9勝目)」のアーモンドアイ、「JCで三冠馬3頭が対決」など、『日本競馬史上初』が立て続けに起きました。
そして、今日の阪神ジェヴェナイルフィリーズ(G1)で、またまた史上初が達成されました。
「日本競馬史上初の白毛馬によるG1制覇」の達成です!
名前の「ソダシ」とは、サンスクリット語で「純粋」や「輝き」と言った意味の言葉だそうですが、ご覧のとおり真っ白な馬体の「白毛」です。
「え?何が珍しいの?」
と思われる方もいらっしゃると思います。
珍しいんです。
普段、皆さんが見る事がある「白馬」は、「白毛(しろげ)」ではなく「芦毛(あしげ)」なのです。
競馬でも、レース前の誘導馬として先導する馬も、競走馬を引退した「芦毛」です。
良く見ると、立髪や鼻や口の周りが白くはないのが判ると思います。
「芦毛」は、元は黒かったり、灰色だったりするのですが、歳を重ねる内に段々と白くなり、最後は真っ白になります。
競走馬でも、タマモクロス、オグリキャップ、メジロマックイーンなどが、芦毛のG1ホースとしては有名ですね。
「芦毛」と「白毛」の決定的な違いは、白毛は生まれた時から真っ白で、全ての色素が白なのです。
白いので、血液の色が透けて薄っすらとピンクに見える事もあるくらいに白いのです。
いわゆる突然変異のアルビノってヤツですね。
競走馬の毛色は、「鹿毛」「黒鹿毛」「青毛」「青鹿毛」「栗毛」「栃栗毛」「芦毛」「白毛」の8種類に分類されているのですが、現在、日本で競走馬登録をされている約8,000頭の内、白毛は僅かに8頭しかおらず、全体の0.1%に満たないのですよ。
世界的に見ても白毛は絶対数が少なく、遺伝の仕組みも、まだハッキリとは解明されていませんが、白毛の直仔は白毛に出る事はあるようで、違う毛色が出て代を経ての白毛は出ないようです。
その競走馬登録の有る8頭も、全てソダシ(白毛)の母ブチコ(白毛)の母であるシラユキヒメ(白毛:ソダシの祖母)から生まれた白毛馬とその子達です。
シラユキヒメ(両親共に白毛ではなく純粋に突然変異の白毛)が生まれる前までは、確か70年代にハクタイユウだったかな? その馬が白毛で居たくらいで、ずっと白毛は存在すらしていませんでしたからね。
ね? 珍しいでしょう?
昔から、「白毛は体質が弱く競走馬としては大成しない」と言われていましたが、ソダシ号が見事に最高峰のG1レースを勝利し、そのジンクスを覆してくれた訳です。
これから先、シラユキヒメ系が日本競馬に枝葉を拡げられれば、白毛馬が増える事になるかもしれませんね。
あと3週、年内の中央競馬の開催が残っていますが、尋常ではない年なので、まだまだ驚きの『史上初』が生まれるかもしれませんね。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
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