
2001年の作品だそうですが、お恥ずかしながら初めて拝見しました

若かりし頃の市原隼人さんや蒼井優さんはじめ、みな中学生の初々しさや残酷さを体現されていて、さらに岩井監督の独特の空気感と色彩感で魅了されました


ネット検索するとマイナスな批評が出て来たりしましたが、混沌としたハマったら抜け出せない中学生くらいの時代の感覚を、私はひしひしと受け取りました

中学生くらいって残酷なんですよね~あまり分かってないから。。
私も部活で同級生に無視されたりした事もあるけど、なぜか親にも姉にも先生にも相談しなかったなぁ

そのうち対象が私から移り変わって行ったから、まぁその後は中立ポジションに居た感じ

映画ではもっともっとエグい状況になってるから、私の事例なんかカワイイものでしょうが、その中学生くらいのズレてしまったら対処出来なかったり分からなくなったりする感覚って、なんとなく分かるような。。
これが高校生になると、さらにタチが悪くなるか、逆に相手の気持ちが分かるようになって穏やかになるか、ムカつく事があっても隠せるようになったり抑えられるようになったりするか

タチ悪いのはホントにヤバいみたいですよね、経験者から話に聞いただけですが

決して絵空事の世界では無いという。。
で、舞台とか映画って、全部ツジツマ合うように理解出来るように作る必要無いと思うんですよね

空気感や何とも言えないモヤモヤやムズムズから、身体の中に刺激を受けて、インスピレーションを受け取り発信したくなるものがあれば

頭で理解するのではなく、身体で受けとめる感じ

この映画はそんな感じ




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