
井上泰治プロデュース『元禄ヨシワラ心中』
2012年11月27日(火)~12月2日(日)
スペース107(新宿)にて
京都で時代劇映画や『水戸黄門』などのドラマをも手掛ける井上監督が、東京で本格派時代劇の舞台に挑んだ作品

暗転中に流れる三味線中心の音楽以外はほとんど音を使わず、静かに、しかし密度のあるお芝居が続く

セットも簡素で、段差になっている部分に赤い色が入り、上手から下手まで一本の赤いラインになっているだけ



静かな芝居が、繊細さや押さえつけられた鬱憤などを伝えていて、私はとても好みでした


そんな中「事件」が起こり、スピード感が一気に増す。そして心の動きでグッとこちらを揺すぶるのです

地味目なので苦手な方もいるかもしれないけれど、私は繊細なものが好き




