
劇団☆錦魚鉢 第6回公演
『月と悪夢は夜に咲く』
作・演出/ 柿田裕左
出演/ 北川亮一 河原雅幸 佐橋美香 加藤由佳 石田将士 杉本泰郷 高城大樹 菅原健志 大塚葵
小劇場『楽園』(下北沢)にて
演出の柿田さんは、テレビドラマ『リアルクローズ』などのディレクターもされている方ですが、舞台にも力を入れておられ主宰もしています

昨年や一昨年の私の舞台も観て下さっており、録画した舞台映像の編集などもして下さっています!お世話になっています

さて今回初めて伺う事が出来たのですが、この余震の続く中、前説の役者さんも「もし地震が発生した場合は、落ち着いて係員の指示に従って・・・非常口は・・・」などの説明も加えておりました~

雪の降る船の中で目を覚ました1人の男・イリエは、自分の記憶が失われている事に気付く。
目の前には血を流し横たわる男女。困惑するイリエをよそに次々と意識を取り戻す面々。彼らも一緒に記憶を無くしていた。
船で一体何が起きたのか?
自分は一体何者なのか?
船内に残された手掛かりは、憎しみ合う2つの民族がこの船に乗っている事を示していた・・。
それは、凍てつくような月夜に漂う人々の物語。
サスペンスが割としっかり作られていて、全体的には面白く観る事が出来ました

場面がどんどん変わり、狭い小劇場の中を工夫してうまく使っていたが暗転も多く、映像系の流れがベースになっているのかな~という感じがしました

ラストがどうもキレイにまとめようとしてか、気恥ずかしい~終わり方で、、、無理矢理みんな一致団結しなくても~~~(^_^;)
『月』というエピソードといい、男性のロマンチストな部分が見えましたね~。私は女性だからかここには今ひとつ共感しにくい

映画『剣岳』を男性はスゴく支持していたようですが、私には男性特有の『ロマンチック』さをプンプン感じてう~~~ん、でした

キレイにまとめようとせず、その後を推測させる余地を観客に残して、スパッと終わってしまった方が良かったかも

でも中盤も丁寧に物語は作られており、楽しめました

にしても、今日は寒かったですね~~~(;´Д`)ノ

