菅官房長官が2月12日に記者会見で
「 1月28日に厚生労働省と経済産業省から企業へ生産体制の強化を「強く要請」済みであり、24時間生産などの体制強化で1億枚以上の供給ができる見通しがあるとし、その時期が「来週以降」だ」と説明した。
そして昨日3月17日
「3月のマスクの供給量が政府が目標に掲げた「月6億枚」を超えるとした上で「4月にはさらに上積みを予定している」と明らかにした。
「週1億枚以上供給できる見通しとなったが、医療機関や公共事業者から優先供給してほしいという要望があり、店頭にも十分なマスクが並んでいない」と説明した。その上で、国内での増産、中国などからの輸入回復などで「3月は月6億枚超(うち国産が約7割)が確保される」との見通しを示した。
「1億枚以上の供給が出来る見通し」と言ってから1ヶ月。4億枚のマスクは何処にあるのでしょう?
「3月のマスクの供給量が月6億枚を超える」何処に供給しているのでしょう?
医療機関や介護施設に優先的に供給することが感染をどのくらい防止するのでしょう?
デイサービスやショートステイを行っている介護施設から各利用者にこんな文書が配布されています。
「施設でのマスクの確保が出来ないため各ご家庭でご準備いただいて通所の際には必ずマスクを着用させてください。」
施設に入らないぐらいなら一般国民には尚更入りません。多くの利用者がマスクなしで通所しています。これが政府の言う「感染拡大防止策」ですか?
ここ1ヶ月毎日近くのイオンに開店時、午後、夕方の3回覗きに行っていますが、1度もマスクを見ていません。イトーヨーカドーでは先週の木曜日久しぶりに販売がありましたがあっという間に売り切れレジには長蛇の列が出来ていました。
国民を守るために一番必要なことは国民をガードすることです。それが全くなされていないにもかかわらず供給量が充足しているかのようなコメントを平気で出すこの国の政府は何を考えているのでしょう?
マスクを1日も早く市場に流通させないと感染は広がるばかりで終息は永遠に来ませんよ。
メーカーさんには是非国民への供給量も確保していただきたいものです。政府からの不当な命令で休みも返上して24時間体制で必死に生産してくれているにもかかわらず、全く市場に出回らず、途方に暮れている国民の姿を見るにつけ自分たちの努力が国民に伝わらない無念さ、悔しさ、必死に努力していることが報われない葛藤に苛まれていることと思います。金銭的な補助だけでは現場で必死に働いている人たちの健康には全く効果も意味も無いことを国は知るべきです。議員や公務員が有り余るほどいるのだから、そういう人間たちを企業に派遣して、出向させて人的補助も行うべきです。生産作業に携わっている人たちの健康確保も感染防止と同じぐらい大切です。人材は無限ではありません。過酷な業務で健康を損なう人が出ればその人の分が他の人たちに重くのしかかり、負の連鎖はあっという間に拡大して製造作業にも大きな影響が出ることを国はしっかり見据えるべきです。