「さようならお父さんの石けん箱」田岡由伎 | 古本日日ひまわり

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こつこつと集めた古本を紹介しています。

久々の落語会でした。
夕刊フジの会は福引があるのが楽しいですね。

当たったことはないけれど。


「喬太郎、鯉昇、桃太郎 3人会」
瀧川鯉ちゃ 開口一番
昔昔亭桃太郎 らくだ
柳家喬太郎 幇間腹
瀧川鯉昇 二番煎じ
トークショー


桃太郎師は、長講3人の会のためのネタ下ろし。大ネタも決して熱演には見せません。独自のくすぐり(マリリンモンローとか)がふんだんに入り、古典をあまり感じさせません。たどたどしい部分もありましたが、それが味になってしまうのが師匠の凄み。


しかし凄みといえば、この人も相当なものでしょう、

ということで、今日の本はこれ。無理やりですが。


古本日日ひまわり-さようならお父さんの石けん箱
 「さようならお父さんの石けん箱」

 田岡由伎、サンケイ出版

 1984年9刷、定価980円




日本で最も有名なヤクザの娘として育った著者によるエッセイ。
あくまで普通の娘として育てられながらも、やはり周囲からは大ボスの娘として扱われ、そこにいろいろな葛藤があったようです。そんな娘を、理知的でユーモラスに慮る田岡組長。ヤクザとしての一般的なイメージとは大きく異なる、父としての顔をうかがうことができる1冊です。

常識の枠にとらわれず、大きく包み込みながら自由に生きさせる、その放任主義の具合が絶妙だと思います。


カバーイラスト・デザインは、安西水丸。