こんにちは!!昨日は楽しみにしていた「近松・恋の道行」を観に行きました
出演者のチェックも疎かなまま行ったんですが、結構よかった。
浄瑠璃人形(セリフなし)の柚香ちゃんは白塗りでまさに人形のような美しさ!!要所要所で登場して、劇全体を少しミステリアスにしていた。
みわさんは本当にいろんな役ができる素晴らしい方!!いままで歌ウマとか思ったことないけど、すごくいい声で歌うなぁ・・・とうっとり。さがに対する愛も感じられて、実直な役(それも日本人の役)をやらせたらヅカでも3本の指に入るんじゃないかな。
ヒロインのみりおんは花組生としてラストの作品。首が長くて本当にきれいだった ←キリンかよ
みわさんとのデュエットはあまり声質が合ってないと思ったけど、安定してる。遊女としての色気はなかったけどね、清楚さが滲み出てた。
だけど・・・ヒロインはすみ花ちゃんで観たかったかなぁ(本音)
すごく人数が少ない公演だけに、ひとりひとりの役割が大きい!!そこらへんは芸達者な花組生はいろいろ工夫してたな。
みつるは相変わらず芝居がうますぎ。和メイクがあんまり似合わないと感じたべーちゃんが相手だったけど、二人はすごくお似合いに見えた!!し、学年差を感じさせないような若々しさがあるね。
悪役に挑戦した瀬戸さんはすごく大きな役!!化粧も工夫して、憎たらしくみえるけどイケメンでした。歌はもう少し頑張ってほしい。でもイケメン。
ふじPはなかなか難しい役どころ。『見えて・・・ないのか・・・?』って感じだったけど、すごくうまかった。かわいらしい丸顔だから和のカツラの選び方には苦労しそうだ・・・。
花組は基本的に化粧うまいけど、やっぱり苦戦してる子が多かったかなぁ。その中でも春花きららちゃん、梅咲さんあたりは上手だった。男役では断然らいらいの化粧がよかった。元々がすっきりとした色気のある顔立ちなだけに、和メイクが似合うのかな。とにかくかっこよかった。
宙から組替えの春風みー。やっぱり宝塚はひとつだから違和感もなく思いっきり芝居してた。結構なうざキャラだったけど、歌が相変わらずうまい。本公演ではもっと存在感を見せてほしいなぁ。
「おやま」に挑戦した天真さんは表情がはんなりふくよかで、また新たな一面を見せてきた感じ!!あれほど自在なジェンヌもなかなかいないので、今後も重宝されそう。使わない手はないよ~~
最後に一番拍手が大きかったのは、専科の汝鳥怜さんだった。いつも怒ってるような役が多い印象だったけど、芝居を締めるってああいう人のことをいうのね!!なーちゃんさんの一番の見せ場のシーンはじんわりきた。親はなんだかんだ子供のことを一番心配してるんだな、と。
ラストが最初から分かってしまう構成だけど、大げさなお涙頂戴じゃなくてサラッと見られた。
予算の都合もあったと思われるけど、もっとセットを頑張って欲しかったかな。コンセプトカラーを決めて大胆にやってもらえたらもっと印象的な作品になったはず。お祭りのシーン(花祭り?)ももっと装飾の花を増やして(なんかスカスカだった)欲しかったかな~~
題材は好きなんだけど、なんだか物足りなかった・・・。ここ最近の本公演作品よりは数倍よかったけどね!!