こんにちは!!昨日は全ツ相模大野公演に遊びに行ってきました~
前回は祐飛さん「銀ちゃんの恋」でグリーンホールに行ったから、1年ぶりくらいかな
実は直前までチケットを手放そうかと思っていたほど、期待していなかったんですが・・・ホントに行ってよかった!!
「小さな花がひらいた」は子供からお年寄りまでが理解できるホントに分かりやすいお話。有名な♪「もう涙とはおさらばさ」を歌いまくる出だしから『これは・・・確実に悲劇の始まりのパターンだ!!注意!!』と思っていたのだが・・・
涙あり笑いありで、心がじんわり温かくなる江戸人情物語でした話を要約したら50文字で簡潔しそうな単純さなんだけど、芝居巧者の揃った今回のメンバーにはすごく合った演目だった。
孤児が沢山出てくるんだけど、花組お得意の小芝居が炸裂しまくってて1階の前方席の人たちは相当面白かったんじゃないかな。孤児の童女Sが姫花ちゃんなんだけど、あのアニメ声がどうしようもなくリアル子役でマッチしてたし、ふじPも可愛らしい童顔丸顔ではまってました。
個人的には新菜かほちゃんが可愛くてガン観した。これからチェックさせていただくわん。
蘭寿さんは真面目で硬派な若棟梁役。まっすぐに物事をみる瞳が漢でステキだったわ・・・。ぶっちゃけ現代でいうDV野郎の気があるけどね、チャラさがなくてモテ男だと思う。例の歌唱が復活してたけど、真ん中に相応しい実力と貫禄があった。安泰。
蘭ちゃんの役は可愛らしい町娘ですねー。控えめで健気、ヅカの娘役の基本とも思えるような役でした。歌もだいぶ上達したように思えるし、微笑ましく観られた。
ライバル?の美人をじゅりあちゃんが演じたんだけど、華やかでいい役!!本公演だと一花ちゃんが重宝されちゃうから、最近は役付きが薄くなってきてる。しかしあの容姿は無視できないな・・・
だいもん・瀬戸さんあたりはそんなにおいしい役じゃなかったけど芝居が手堅いし、チョンマゲもイケることを証明してくれた。らいらいは一瞬誰かと思ってしまったほど、使われ方がもったいなかったかな。
設定が今回の大震災で涙を流した人々(直に被災していなくても)を非常に被るものがあり、ときには悲しくて泣くこともあるけれど、それでも懸命に生きている。きっと立ち直ってみせるというテーマに素直に心に浸み入ってきて泣けた。
だけど決して押しつけがましくもなく、さり気なくメッセージを発していて今年の全ツに相応しい素晴らしい公演です。
いよいよ今週末からは東北方面に向かうようなので、東北のファンの方々に何か伝わるといいですな。