お早う御座います晴れ

 今日は、北海道日本ハム・ファイターズの応援歌を御紹介致しますが、元来プロ野球チームの応援歌は、贔屓チーム以外の曲は敵に塩を贈る行為みたいで、基本的にシーズン中にはやりたくないのですが、本日作曲家の中村泰士氏の誕生日という事も在り、パ・セ交流戦期間中はホークスとの対戦が無いゆえ、この楽曲をお届け致します。

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『ファイターズ讃歌』byささきいさお/速水けんたろう他
作詞、石原信一
作曲、中村泰士[1974]

 1974年、日拓ホーム・フライヤーズから日本ハム・ファイターズへと体制が代わる事を受けこの応援歌が発表され、アニメーションの楽曲歌唱を多く手掛けたささきいさお氏により1977年7月1日、東京ドーム本拠地時代の得点ファンファーレにも使用された『それゆけぼくらのファイターズ』とのカップリングで、アナログ・レコード盤が発売されました。

 以降、後楽園球場→東京ドームで流され続け、ファイターズ・ファンをはじめとするパ・リーグ球団のファンにお馴染みとなりましたが(自分も1999年からのホークス生観戦&応援にて拝聴しています)2000年からは『だんご3兄弟』で一世風靡した速水けんたろう氏歌唱ヴァージョンに切り替わり『輝け!未来へ~Hit&Run~』(球団“新応援歌”として、試合前などで流れていました)と『Kids Return』(球団“イメージ・ソング”として、試合終了後に流れていました)とともに3曲入りマキシ・シングル盤として、2000年4月1日に発売されました。

 2004年に本拠地が札幌へ移転、ラッキー・セブンで流れる応援歌も『Go! Go! ファイターズ』へと変更されましたが、他のイニングでは、私設応援団が『ファイターズ讃歌』を引き続き演奏していました。
 相変わらずの人気を受け、2007年3月28日発売には上の写真のジャケットにて『ファイターズ讃歌』以外の曲を差し替え再発売されました。

 更に、2009年7月15日発売『ファイターズ鎌ヶ谷ソングス』(写真下)では、けんたろうお兄さんとともに、二軍マスコットのカビーとファンと選手が歌っている模様です。

 作詞の石原信一氏は、森昌子女史の『越冬つばめ』などを手掛け、作曲の中村泰士氏は、細川たかし氏の『北酒場』の大ヒットにより、神奈川県川崎市某所の別宅を購入したそうです(約20年前の話、当時のさの家は御近所でした)

 ささきさんのヴァージョンは、オーケストラによる行進曲風、けんたろうお兄さんのヴァージョンは、キーボード主体でポップに仕上がっています。

 なお2009年2月26日より、二軍本拠地・鎌ヶ谷市の地域活性化の一環として、同市内にある東武野田線の鎌ヶ谷・新鎌ヶ谷両駅にて、発車メロディに使用されているとの事です。

 パ・リーグ球団の中では、ホークス私設応援団が関西限定で演奏する『南海ホークスの歌』を除き、現存する最古の球団応援歌です。
 プロ野球全体でも、タイガース『六甲おろし』巨人『闘魂こめて』に次ぎ3番目になります(旧・球団歌を公式応援歌として継続しているカープも入れると、4番目に古いそうです)

 2006年プレイ・オフ第2ステージ2試合目、鎌ヶ谷市役所駐車場にてパブリック・ヴューイングが行なわれた時、孤軍奮闘でホークスを応援していた自分は、ファイターズの日本シリーズ進出を受け、ホークス敗戦の無念を押し殺し、持参したピアニカ(鍵盤ハーモニカ)にて祝福目的で『ファイターズ讃歌』を演奏したら、会場のファイターズ・ファンに喜んでいただきました。
 パ・リーグ球団のファンとして、良き思い出です…。

~楽曲紹介に於けるアーティスト名は、敬称略で…m(_ _)m~


それではまた後程パー