「ガチ京都」初日の最後の風景印です。
京都三条大橋郵便局で最初の風景印をもらってから7時間近く。
暑さを感じた1日も、夜になって秋風が吹いたら涼しさも感じるようになりました。
この日最後の風景印は、京都市右京区にある右京郵便局です。

風景印には、西芳寺(苔寺)の少庵堂が描かれています。
西芳寺は西京区にあるのですが、なぜか右京区の風景印で描かれています。
ただ、それほど遠いわけでもなさそうです。
苔寺とも呼ばれることのある西芳寺は、奈良時代に行基がつくったとされています。
何度か興されては荒廃し、室町時代の1339年に禅寺として再興されました。
境内には、阿弥陀如来を安置している本堂や、重要文化財に指定されている湘南亭、そして風景印の絵柄になっている少庵堂があり、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。
なお、このお寺は事前の申し込みがないと参観できず、読経と写経といった宗教行事に参加することが条件となっています。
せっかくなので、右京区についても触れておきましょう。
右京区は、京都市内でもいちばん面積の大きな区で、北は太秦から愛宕山を越えて旧京北町まで、南は五条通を越えて八条通までの桂大橋付近までと、かなり広いです。
とか調べているうちに、1つ分かったことが。
右京区の西に西京区という区があるのですが、そこが1976年に右京区から分区していたのです。
右京郵便局の風景印に描かれていた西芳寺も、「かつての」右京区にあったわけなので、あながち間違いでもないようです(風景印は分区以前からありました)。
ちなみに右京区には、広隆寺や仁和寺、嵐山の天龍寺や渡月橋、嵯峨野の大覚寺などがあり、京都の西側における観光の中心ともいえましょう。
ちなみに、風景印を押して写真に収めた時点で18時52分。
もう大きな郵便局も営業の終了が近づいています。
なので、初日はこれでお開きで、翌日また再開することにしました。
右京郵便局
〒615-8799
京都府京都市右京区西院清水町16
アクセス:阪急京都線西院駅から徒歩12分
【お知らせ】
別のテーマのネタが切れたため、しばらく「風景印めぐり」を多めにアップするつもりです。