風景印めぐり第36回目。
京都旅行のシリーズも、やっと4回目。
未だに左京区内にいたりします。
そんな中、今日紹介するのは、京都百万遍郵便局。
百万遍というのは、郵便局の近くにある「知恩寺」の通称(「知恩院」とは異なります)。
鎌倉末期の1331年に京都に疫病が蔓延した際、知恩寺の住職が百万遍念仏を唱えたところ疫病が治まったことから「百万遍」の号が与えられ、そこから由来しています。
郵便局もその近くにあり、目の前には同じ名前の交差点があります。
さて。
風景印に描かれているのは、京都大学の時計台と大文字山。
京都大学といえば、1869年に開校した舎密局に端を発し、1897年に京都帝国大学として設立された国立大学。
数多くの学部・研究科、研究所や研究センターが設置され、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授(iPS細胞研究所)も所属しています。
そして、前回も書いた大文字山について。
大文字山は五山の中でいちばん最初、当日の午後8時に点火されます。
山の標高は465.4メートル。
この山は如意ヶ嶽という山の支峰であり、如意ヶ嶽は京都府と滋賀県の県境にもなっています。
普段は送り火の際に点火される大文字も、2012年3月11日、東日本大震災から1年という時には、震災の追悼のため、近くの小学生や地元の住民により、白い紙で大の字を作ったそうです。
京都百万遍郵便局
〒606-8225
京都府京都市左京区田中門前町77(今出川通東大路北東角)
アクセス:京都市バス百万遍停留所前(3系統、201系統、204系統など)