風景印めぐり第32回目。
今回で今年最後にします。
東から北陸を攻めていくこの頃。
次は石川県金沢市にある金沢中央郵便局です。
※個人情報と宛名が見えてしまっているため、ハガキに画像処理を施しました。
北陸地方の中央部に位置する石川県は、人口が116万人。
加賀地方と能登地方の2つに分かれますが、加賀地方が約96万人、能登地方が約20万人と、南北格差が見られます。
その県庁所在地・金沢市は、人口が46万人。
古くは前田家が土地を治め、「加賀百万石」の城下町として栄えました。
金沢といえば、一大観光地といってもいいような兼六園。
これも加賀藩の名残で、17世紀中期に加賀藩によって金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする、江戸時代を代表する池泉回遊式庭園です。
岡山市にある後楽園、水戸市にある偕楽園と並び、日本三名園の1つに数えられます。
風景印には、兼六園の象徴ともいえる徽軫(ことじ)灯籠が描かれています。
風景印の後ろ側にあるのが、金沢城石川門。
金沢城は、1546年に尾山御坊として建立され、1580年に佐久間盛政が攻め落とした後、前田利家が1583に入城。
百万石の加賀藩の中心でしたが、1759年に宝暦の大火によって焼失。
明治時代に入り、陸軍の司令部が置かれた後、戦後には金沢大学のキャンパスとして使われました。
現在は、金沢城公園として整備がすすめられています。
その中でも、石川門は現存していて、重要文化財に指定されています。
金沢中央郵便局
〒920-8799
石川県金沢市三社町1-1
アクセス:JR金沢駅から徒歩15分
風景印めぐり、今年の更新はこれで終わりです。
来年も是非。