下鴨神社からは再び糺の森を歩き、抜けた後はすぐにバスに乗りました。
区間を守れば何度持っても値段は変わらないので、ウォーキングは最小限にして、これからはとことんバスに乗っていくことにしました。
今出川通と交差するところで降りると、ここからは西へと行くことにしました。
が、予定の時刻を過ぎても、なかなかバスが来ません。
今にも雨が降り出しそうな空の中、数分間待っていると、自分が乗ろうとしていた系統のバスが2台続けて来ました。
おそらく、乗る人の多さを見込んで、バスを増やしたと思われますが、本当の理由はいったい何なのでしょうか?
そうしているうちに、バスは洛西の方まで来ました。
バスの路線図を見てみると、ちょうど北野天満宮 の前を通ると言うことで、塾の生徒のこともあるので、参拝がてら、次はそこへと行くことにしました。
しかし、ここでだまされていけないのが、“…前”という名前です。
下鴨神社では見事にだまされてしまったので、ここはその1つ前の上七軒 というバス停で降り、少し歩いていくことにしました。
バス停からは、細い道を通っていくのですが、その間に雨が降ってきてしまいました。
傘のいらないほどの時雨のような天気雨でしたが、少しへこんでしまいました。
その雨も、天満宮に着く頃には上がり、わずかに日も差してきました。
この旅は、そんなにいい天気ではなかったものの、雨が降ったのはここだけでした。
天満宮では東側から境内に入り、梅を見ながら歩いていきました。
まだまだ梅は散っておらず、京都に来る自分を待っていたようでした。
暖冬とはいえ、京都では花が咲くのが遅いのかもしれません。
本道では、妹や塾の方々の合格祈願の為に、参拝してきました。
その後はちょっと寄り道をして、絵馬のかかっているところに足を運びました。
あるラジオの番組で、北野天満宮で受験を控えたリスナーの為に絵馬を書いた、という人がおられ、もしかすると見つけられるかもしれないと思っていましたが、1万を裕に超える数の絵馬があり、すぐにそれを探すことをあきらめました。
やはり北野天満宮はとても有名な観光地であり、日本屈指の受験祈願のお社だなと感じた話でした。
絵馬を見た後は、今度は参道を南へと進んでいきます。
左右に見える梅もまだ散っておらず、ちょうどよい時期に行くことができたと思いました。
天満宮を後にすると、洛バス に乗って京都駅に戻りました。
駅から歩いて数分のホテルへ行き、チェックインの後、部屋に1度荷物を置きました。
さすがに大きな荷物を背負って京都の町を歩くのは、少し無理がありました。
ということで、小さいかばんに貴重品を入れ、少し休憩を取った後、再び京都の町へと歩き出しました。
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