「勝手に行く! 春の関西旅行」は、この日から始まりました。
当日は朝5時に起き、昼食用のおにぎりを作りました。
久しぶりに作っただけあって、なかなか苦労しました。
ご飯を炊くために炊飯器に入れた水が多く、ちょっとてこずってしまいましたが、何とか完成させました。
朝食をとった後、身支度をして、荷物の最終確認をしました。
そして、7時2分、大きな荷物を背負って、自宅から歩いて出発しました。
7時12分、最初の電車に乗り込みました。
ちょうど朝早く学校に行くときと同じ電車でした。
この日は、いつもの通学で降りる駅は違うので、思い切って先頭の車両まで足を運びました。
先頭車両に乗っただけあって、無事に座席を確保できました。
いつもなら、電車ではなかなか座ることができないのですが、この日は大きな荷物があっても、すんなりと座ることができました。
幸先のよい旅立ちでした。
電車の中では暇になったので、景色を見ながら刈谷駅まで過ごしました。
7時36分、刈谷駅に到着すると、ここからはJRに乗り換えます。
ここからが、本当の旅の始まりです。
学割を使って、片道の切符を京都まで買いました。
この後からは、東海道線で名古屋・岐阜・大垣・米原と経由していきました。
刈谷駅から京都駅まで2350円、学割(片道100キロ以上で適用、2割引)を使ってこの値段と考えれば、京都もかなり安いです。
切符を買った後は、頑張れば乗れたであろう7時40分発の新快速をスルーし、7時49分発の特別快速・米原行きに乗りました。
在来線で関西に行くときの最大の難所といえば、大垣から米原までの電車が毎時2本しかない区間です。
ということで、大垣で乗り換えることのないよう、敢えて米原行きに乗ったのでした。
あと数日遅かったら、ダイヤ改正によって、大垣で乗り換えなければならなかっただけに、相当ラッキーでした。
ということで、米原までは、のんびりと過ごさせていただきました。
刈谷からは、ポケットにしまっていたラジオで、小島一宏のモーニングあいランド (東海ラジオ )を聴いていきました。
一宮までは、青空の下で電車が走っていきましたが、岐阜に近づくにつれてだんだんと空が暗くなっていき、岐阜では青空がほとんど見えなくなりました。
大垣駅でラジオが聞こえなくなると、やっと東海地方を抜けつつあると感じました。
ということで、ここで東海ラジオとはしばしのお別れです。
大垣を抜けて目に飛び込んできたのは、あたり一面真っ白の雪景色でした。
折からの寒さで、やっぱり関ヶ原付近は雪が多かったです。
雪は降っていなかったものの、畑だけでなく駅のホームにも積もっていました。
大垣から30分で、米原駅に着きました。
ここからは、JR西日本の列車に乗り換えることになります。
米原から(詳しく言うと、その北の長浜市 から)京都・大阪・神戸までは、乗り換えることなく行ける列車があるだけに、それに乗っていきました。
しかし、京都に近づくにつれて徐々に乗客が多くなり、近江八幡を抜けたあたりからは、通路に立つ客が多くいました。
そして、草津のあたりでは、通路が客でほとんど埋め尽くされてしまいました。
これでは、周囲がうるさくてラジオが聞けません。
ということで、もってきた本で暇をつぶしました。
そして、10時28分、京都駅に着きました。
ここでは降りる人が多く、ほかの人とともにホームへと行きました。
自分にとっては、およそ5年ぶりの京都です。
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