寝てたら親父に起こされた。

 親父に起こされるなんてもう何年ぶりだろう?
 わざわざ起こして来るって事は、なんか緊急事態なのか?!

 すると親父はこう言った。

 「お前、もしかしてずっと寝てたのか?!」

 一瞬、言葉の意味が分からなかったがすぐに理解した。

 外が暗いのだ。時計を見たら時間は『21:30』だった…

 そう。昨日2時頃に寝てからこの時間まで僕はずっと寝ていたのだ…

 当然、晩飯の用意などしているはずもなく、親父と車で近くのファミレスに行った。
 道中、ずっと親父はグチグチと言われた。まったく器の小さな男である。

 ちなみに、いま僕は全然眠たくない。