「後期高齢者医療制度」廃止法案、参院で可決

民主、共産、社民、国民新の野党4党が参院に提出した後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止法案は、6日午前の参院本会議で野党の賛成多数で可決され、衆院に送付された。

与党は本会議に出席して反対した。野党は与党が多数を占める衆院でも15日の今国会会期末までに法案の採決を求める方針だが、与党は応じない考えだ。このため、民主党は来週、福田首相に対する問責決議案を参院に提出する方針だ。

廃止法案は<1>2009年4月1日で同制度を廃止、従来の老人保健制度に戻す<2>遅くとも08年10月までに後期高齢者医療制度の保険料の年金天引きを停止<3>老人保健制度で保険料負担がなかった被扶養者の保険料徴収の凍結を10月以降も継続――などが柱だ。

法案は5月29日に参院厚生労働委員会で審議入り。今月5日に与党欠席の中、野党単独で可決された。

参院本会議での採決に先立ち、自民、公明両党が提出した岩本司参院厚労委員長(民主)の解任決議案が採決され、野党の反対多数で否決された。

(2008年6月6日11時40分 読売新聞)
2016年夏の五輪、東京など計4都市が一次選考通過

【アテネ=結城和香子】国際オリンピック委員会(IOC)理事会は4日、2016年夏季五輪招致の一次選考を行い、東京、シカゴ(米)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)の計4都市を、正式に立候補都市と認めると発表した。
通過順位はわかっていない。

16年招致を表明していた7都市のうち、ドーハ(カタール)、プラハ(チェコ)、バクー(アゼルバイジャン)の3都市は落選した。

一次選考は、各都市を五輪開催能力面のみから評価したもの。今年1月に各都市がIOCに提出した、五輪の開催計画、財政、交通や宿泊など25項目に及ぶ申請ファイルをもとに、IOC事務局が分析した報告書に基づき行われた。ドーハは、リオデジャネイロより高い総合評価を得たものの、夏の暑さを避けて10月に設定した開催時期などが問題とされた。

立候補都市は今後、来年2月12日までに詳細な開催計画を書き込んだ立候補ファイルを提出。その後IOC評価委による各都市訪問などを経て、10月2日、IOC総会(コペンハーゲン)での最終投票に臨む。

(2008年6月5日01時10分 読売新聞)
米民主党、オバマ氏候補指名が確定

【ワシントン支局】米CNNテレビは3日、米大統領選で、民主党のオバマ上院議員の候補指名が確定したと伝えた。[日経新聞]