死せるリバイア名策シリーズ | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地
リバイア候士元・帝国の貴族階級廃止を提案する。
ロリコンプ候・首相、それはリバイア流用兵術ですかな?
帝国首相士元・さよう。この有事に爵位どうこうは無意味だ。
ピンハーネ候・暴論だ!
サギダマシ候・我々の爵位や領地を奪ったうえで、首相の専制政治のおつもりか?リバイア候とは思えぬ粗い策ですな。
ざわざわ…ざわざわ…
銀河・もうひとつ議題があるのだろう。
一同黙る。
士元・ええ。
サギダマシ候・首相、言いづらいなら替わりに申しあげましょうか?
士元・それには及ばない。首相、リバイア候の不信任案だ。
銀河…
諸葛候均・一体、誰がそんな!
士元・七選帝候のうち、四候からこの案が出ている。過半数の信任を得ない限り、首相は退任しなければならない。
飯鳴候(士元どの…どうかお許しを…)
均・ヴァーミリオン候がお亡くなりになった今、国内で揉めてはどうなるか…解らぬのですか!
サギダマシ候・だからこそ…なのだよ。諸葛・ヴァーミリオン両候の支援あっての首相だ。しかるにヴァーミリオン騎士団も解散し、奇跡の天才軍師殿も他界された。今の士元殿には首相が重荷ではないか?
均・くっ…(信任が三なら陛下の1票で決まる、反首相派の三候だけでは決められない。飯鳴候も首相派だ。)
士元・では、不信任なら起立を。
ピンハーネ候、サギダマシ候、ロリハント候が起立。
士元・不信任、三ひょ…
がたっ
飯鳴候も起立
均・飯鳴候!?何のまねだ!
飯鳴候…
ピンハーネ候・はっはっは、飯鳴候も我らの志に共感してくださったのだよ。
飯鳴候(首相、どうかお許しを…ピンハーネ候の資金援助なくば、我らは飢え死になのです)
士元・不信任四票、よって首相解任とする。
均・こんな…こんなことが…陛下!
銀河・帝国憲法に従い成立した。
ピンハーネ候・お言葉ありがとうございます。
士元・議長は最後まで務めさせて頂こう。帝国憲法に従い、首相を七選帝候より選出する。
投票の結果、世界屈指の資金力を誇るピンハーネ候が首相に就任
続き、爵位廃止も成立

ピンハーネ候・ふはははっ!やっと士元を丸裸にできたわ!
サギダマシ候・リバイアとヴァーミリオン候がいなければ、奴に大した力はありません。
ロリハント候・しかし、妙ですな。
ピンハーネ候・何がだ?
ロリハント候・皇帝陛下は士元を重用してらっしゃいました。なのに今日は…
ピンハーネ候・陛下とて、ワシの資金力とサギダマシ候の知略を無視なさるわけにはいかないのであろう。
サギダマシ候・陛下が重んじられたのは士元でなく、リバイアですよ。もはや士元は用済みなのです。
ロリハント候・そうか…
サギダマシ候・諸葛にリバイア、天才軍師の一族お終わりです。このアレキサンダーがボナパルトの野望を打ち破って見せましょう。
ピンハーネ候ゼニス・アレク、お前の知略を信じるぞ。
サギダマシ候アレキサンダー・ありがとうございます。新首相。

均・陛下…
銀河・俺は休む。
士元・はい。諸葛候、陛下のお言葉は絶対だ。失礼しよう。

均・士元さん、あいつらがボナパルトに勝てると思いますか?
士元・さあね。だが私よりはやるだろう。
均・確かに、サギダマシ候はリバイアさんに次ぐ天才軍師です。
士元・今は彼が国内1の頭脳だ。世界屈指でもある。
均・士元さんは…
士元・私は凡人だよ。それに、奴の野望を打ち破ってくれるなら、誰でもいい。首相の椅子くらい喜んで渡すよ。

旧ピンハーネ候ゼニス首相・では、作戦閣議を行う。
士元と諸葛均も顧問として呼ばれた。議決権なし。
皇帝銀河・先に訊いておく。
防衛大臣アレキサンダー・はっ。
銀河・Sバーサーカーが出たらどうする?
アレキサンダー・かつてのリバイア配下やヴァーミリオン騎士団を帝国軍に組み込みました。
銀河・ガラードナイツが十人がかりで止められない奴だぞ。その程度ではどうもならん。
アレキサンダー・それは…
銀河・貴様らにはジミーもダイも諸葛遼も従わん。その穴をどう埋めるかと訊いているのだ。
アレキサンダー・それは人工ゴットハンドを…
銀河・ゴットハンド起用なら、リバイアの右に出るものはいない。そのノウハウを持った士元を切った。それ以上の策があるのだろうな?
アレキサンダー・実はバーサーカーの…
銀河・我が帝国軍には、バーサーカーにならねば戦えない腰抜けしかいないと言うのか?それに、ボナパルトは旧魔王軍のバーサーカー研究をそのまま受け継いでいる、向こうが何枚も上手だ。
アレキサンダー・いや、しかし…
士元・陛下
ゼニス・士元よ、貴様に発言権が…
銀河・続けろ。
士元・ありがとうございます。アレキサンダー殿は帝国一の頭脳です。バーサーカーと神竜兵の特徴を組み合わせた新しいゴットハンド起用、聴かれる価値があると愚考いたします。
ゼニス・何と!?誠か?
アレキサンダー・は、はい(なぜ知っている?別々に研究して、答は誰にも言っていないぞ
士元(さすがリバイアさん、あれだけの動きから真相を見抜くとは…)
アレキサンダー(神眼ですら読まれないよう、慎重に進めたことをあっさりと…士元はリバイア頼みでなかったのか?)
士元(死してなお、政敵すら思い通りに動かす、リバイアさんは最高だ!)