リバイアの再来 | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地
士元、15歳
親戚・黄金大学付属高校、今年も落ちたんですって?
親戚・地元の公立高校か…本当にリバイアの直系ですか?
親戚・普通なら公立の名門!と喜ぶ所ですが…
親戚・どうもあの子には天才軍師リバイアの血が流れていないようですな。
親戚・見かけだけ似てもなあ…ニョロニョロ

士元・ふう、あれでも頑張ったのだが…偉大な祖先を持つと大変だな。
統・士元よ
士元・はっ、ふがいない結果で申し訳ありません。
統・気にするな、父は小学校も出ておらん。
士元・励まし、感謝いたします。
統・そうじゃ、リバイアの直系たるお前に、最初に紹介せねば。二代目天才軍師リバイアじゃ。
士元・何と!?
リバイア…
士元・この子が?
統・さよう。
士元(賢そうではあるが、病弱な子供にしか見えない)
統・ワシらの名前の由来は知っておるな。
士元・はい、諸葛先生の相棒にしてリバイアの師である方です。
統・ならば、お前も己の役割に徹するのじゃ。神眼やずば抜けた才知を欲するな。
士元・しかるに、本当にこの子がリバイアたる資質を持っているのでしょうか?
統・なら問うてみよ。
士元・君の名はリバイアというのか?
リバイア(11歳)・はじめまして、士元どの。リバイアと申します。
士元(ひ弱な子どもが、何て堂々と話すんだ)君が二代目というなら、私の問いに答えられるはずだ。
リバイア・何でもどうぞ。
士元・リバイア流用兵術の要たる練気、完全に使いこなせたのはリバイアのみだった。
リバイア・はい。
士元・それ以後、使いこなせたものは100年のうちにわずか、その達人たちですら3割も成功していない。なぜだ?私も練気は散々研究した、なのに自分を励ますことにすら成功していないんだ!
リバイア・なるほど。
士元・この問いに答えられたら、君を二代目リバイアと認める、生涯支えることを誓おう。
リバイア・この場で士元どのに練気の答えを出せばよいということですね。
士元・そうだ。
リバイア・一つには、練気には莫大な精力が必要と言うことです。初代のおっしゃる「ヤンデレ」「ロリコン」というのがエネルギー源です。
士元・確かにそうだが、それくらい私にもわかる!あ、いや悪かった。子ども相手に…
統・リバイアがこの程度の答えで終わるわけあるまい。
リバイア・もう一つは受け方の問題です。
士元・受け方だと?
リバイア・具体的なことと、存在に対することを、区別して受け止める必要があります。
士元・うっ!…さすがだ、気付かなかった…
リバイア・これは諸葛将軍が何度かおっしゃっていました。僕が一から考えたことではありません。
士元・いや、私もそれは見たことがある。しかるに整理して理解はできなかった。あなたは底が知れない、さすがは二代目リバイア。