民法上の手続きの流れ
ここでは、契約がスムーズに進んだパターンを説明します。
テキストでは契約トラブルの話がほとんどです。
ここを理解すれば、どの時点のトラブルかピンと来ます。
契約締結(債権発生)→履行(債権消滅)という流れです。
A 契約締結
売買なら合意です。
買いますか? (申込)
はい、買います。 (承諾)
申込+承諾で合意となり、契約成立です。
B 履行
売買契約なら代金支払・商品の財産権移転です。
その債務(やらないと法的強制力発動)を果たせば
契約により生まれた債権が消滅します。
契約とは、債権・債務を作るさせる約束なので
債権・債務の発生をもって契約の始まり
消滅をもって契約の終わりになります。