綾乃・会長っ!なんで…なんでこんな!
りせ・最初から、観鈴さんを×して…私も×のうと…
綾乃・そんな…
りせ・シャルロッテ以上に…恐ろしい…敵…その前に消耗…させないように…
綾乃・ワルプルギスですか?
りせ・そう…このままじゃ…みんな…だから
観鈴・同じ考えだったね。にはは…シャルロッテになって、浄化させて…って
りせ・ごめんなさい…
ちなつ・な、なによシャルロッテって!
観鈴・実は…みすずちん…魔法痛女に…なりかけてた。何も食べられない、動けない、友達もいなくて…辛くて
ちなつ・違う!会ったのは昨日だけど、魔法空間でたくさん話したじゃない!たくさん魔法も教えてくれた!こんなに…誰かと深くつきあったことなかった。観鈴ちゃんは最高の友達だよ!
観鈴・ちなつちゃん…会えて良かった。これ…受け取って。
観鈴の胸から
青空のような色の宝石
ちなつ・これは…
観鈴・魔石。魔法痛女の心。
ちなつ・きれい…
観鈴・シャルロッテになれば、ちなつちゃんをもっともっと強くできたけど…観鈴ではそれが限界。がお…
ちなつ・観鈴ちゃん!?
光の粒になり
消えていく観鈴
ちなつ・観鈴ちゃん!
観鈴・楽しかった…ありがとう…
ちなつ・うっ…うわああああーっ!
魔石が輝き、ちなつに力をもたらす。
観鈴 レベル58
ちなつレベル35
ちなつのレベルが13アップ
48になった。
ちなカレー空間が強化
裏ちなカレー空間を習得
ぶわっ
歪んだ意志が集まり
形を取る。
綾乃・なに?
りせ・観鈴さん…そうか…あなたの怨念じゃない…病院に渦巻く怨念を、観鈴さんが押さえていたんだ…
綾乃(今の私と吉川さんなら、逃げるだけなら簡単。でも…)
櫻子・会長!
りせ・大室さん…
千歳・会長、どないされたんですか!?
ふわぁぁぁん
千歳の回復魔法
りせ・ありがとう、でも…現実の傷には…回復魔法なんて微々たるもの…ごめんね、悪い…先輩で…
櫻子・そんなことないです!どうしようもない私の話を聴いてくれて…色々と教えてくれて…会長のこと、尊敬しているんですよっ!
綾乃・大室さん…
千歳・大室さんな、会長が危ないって、私を引っ張ってきたんやで。途中の魔獣も蹴散らしてな。人のために必死な大室さんを初めて見たわ。
りせ・そう…ふふ、成長したわね。
櫻子・もっともっと会長といたいんです。だから…ちなつちゃん!
ちなつ…
櫻子・お願い、力を貸して。
綾乃・実は…
ちなつ・なんで?その人が観鈴ちゃんを×したんだよ。大切な友達を奪っておいて助けろだなんて…通るとでも思ってんの?
櫻子・え…
ちなつ・どんな理由があっても許さない。そのまま×んじゃえばいいんだっ!
綾乃・吉川さん、観鈴さんのことが大切なのね。
ちなつ・そうよ。
綾乃・観鈴さんの友達を助けるのに、力を貸してくれないかしら?
ちなつ !!!
千歳………………はぁはぁ
ちなつ・でも…どうやって?
綾乃・観鈴さんのくれた、新しい力よ。壊すだけじゃない、誰かを助ける力。
ちなつ・観鈴ちゃん………………………………こう?
ぶわっっっっ!
白いちなカレー空間が展開
お花畑に太陽・川
暖かな光に包まれる。
千歳・な、なんて高度な回復魔法や。
りせ・暖かい…
………………………………
………………
ぱぁん
怨念が薄まっていく…
櫻子・ありがとう、ちなつちゃん。
ちなつ(穏やかな微笑み)
精神崩壊した
りせの浄化に成功!
灰色の魔石が現れる。
りせ・ありがとう、みんな。
千歳・会長…
櫻子・もう…魔法少女じゃなくなったんですね…
りせ・うん、もう魔法のことはみんな忘れてしまうわ。もっと、みんなを良い方向に導きたかったけど…これまでみたい。ごめんね。
綾乃・今まで…ご指導ありがとうございました。
櫻子&千歳・ありがとうございました。
りせ・大丈夫よ、私より優秀なリーダーがいるから。
綾乃・え?
千歳・綾乃ちゃん、バトンタッチや。
綾乃・で、でも私なんて…千歳の方がレベル高いし…船見さんなんて
りせ・一番強い人とリーダーは別よ。むしろ、自分より強い人を動かすのがリーダーの仕事。
綾乃・私、経験だって…
千歳・会長の推薦やで。その資格と力があるってことや。
綾乃・千歳…わかった。会長、その役目をお受けします。
りせ・うん…みんなを頼むわね。新しい会長さん。
新しいアビリティ習得
綾乃が「司令塔」を覚えた
「リーダーモード」を覚えた
りせ・みんなを頼むわね。杉浦さん。
綾乃・はいっ!
りせ・いい返事ね。…大室さん。
櫻子・はい。
りせ・この魔石はあなたにあげるわ。私と絆が強いほど、効果が高くなる。だから…
櫻子・それなら、杉浦先輩が…
りせ・ふふ、残念だけど、自分よりレベルが低い相手の魔石じゃ、効果が薄いの。それとも、私の指名じゃ不服かしら?
櫻子・とんでもない!いただきます。
櫻子がりせの魔石を受け取った。
りせのレベル44
櫻子のレベル19
櫻子のレベルが14アップ
櫻子はレベル33になった。
櫻子・凄い…まるで別人のような魔力です。
りせ・ふふ、私程度の魔石でもそれだから、いかに効果が高いか分かるでしょ。
櫻子・そんな…会長は最高です!
りせ・私、魔法少女になって良かった…みんなと…楽しい時間が過ごせたから…じゃあね。さようなら。
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………………
魔法空間が消滅した…
病室のベッド
寝ているりせ
りせ・ここは…
櫻子・会長、良かった!気がついたんですね!
りせ・私…なんで?うっ!