ヤンデレ本編 | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地

長いでつ

あー寒い、夜勤前に書いていますw



恵・あーここいいな。家賃も食費もタダで

ずっとごろごろできて、古本ならたくさんあって

好きなだけ食べられるよぐへへへへへ…(ムシャムシャ)

カズナ・…

恵・ぶはっ!

カズナ・お前、何しよんねん。

恵・か、カズちゃん、ななちゃん、何でここに?

七瀬・名簿があった。

カズナ・増山センセに「一覧さがせ」と習ったさかい。

恵・うっ…

カズナ・ほれ、借金返しに来たで、今月の分と来月の分

恵・いつもはお母さんに渡しているんでしょ、何でわざわざ?

カズナ・お前が家出したいうとったで、あんたのお母さん。

恵・…

カズナ・家もある、貯金も収入も働く所もある。

何より頭の回る奴が生活保護やて。

七瀬・健康も

恵・い、いいじゃない。これは誰でも…

カズナ・エエんか?頭悪いウチでも頑張って生きとる。

増山センセが色々教えてくれたお陰や。

そのお子はんが、ウチの親友がこうなっていたら

放っておけへんわ!

恵・…

カズナ・なあ、センセが亡くなられて辛いのは分かる。

あの御仁の娘さんやろ、こんなときこそ

七瀬・帰ろう。

カズナ・え?

七瀬・恵、また来る。

恵・…

カズナ・しゃあない、今日は帰ろう。


恵・何で逃げたかなんて…言えるわけない…

言ったら、もう友達じゃいられなくなる…。


恵・あー、ゴロゴロしてばかりなのに、だるいなあ。

ふー、どっこいしょ。トイレいくのも面倒くさい。


………・…


恵・ふう…え?血!今は生理じゃないのに!

お、お尻から出血しているなんて…ヒイイイイ(((( ;°Д°))))


恵・あああああ、ダメだ。

頭も体もどんどん退化している気がする…

そうだヴァイトでも、県のクエストがあったよね。


恵・あー掃き掃除くらいならできる。

でも、30にしてもうおばちゃん;;

退化どころか老化してるかも、オワター

あれ、この雑誌…昔のだ。…ATM48!

燈佳たんミサキたん朱音さん…うわー、懐かしい!

途中でひな先輩といちごちゃんも入って

私も連続魔してライブに混ざったなあ…

灰音ちゃんもかわゆ^^


…………


恵・って痛いおばさんになっているな…

もう高校卒業して12年か。

あの頃は輝いていたな。

正確には、輝いている人がいて

その近くにいたから、輝いているような気がした。

素村先輩のお陰で東大通った時が絶頂期だったな。

みんながお祝いしてくれて

報酬金100万円でパーティしたのが人生最高の日

入学してからは無理してSめぐになっていた。

ひな先輩に並ぶメガネ美女だった。

イケメンでお金持ちの彼氏がいて(3カ月持たなかったけど)

今の私、疲れて太ったおばさんだ。

どこで間違えたんだろう?

ううん、もともとこんな人間だった。

高校の頃は…まるで夢

身分不相応の幸せな日々にいた。

大学は一年で辞めてしまい

お父さんの事務所を手伝った。

でも、10年前にお父さんは病気で…

それからだ。

お父さんや燈佳ちゃんたち

素晴らしい人の光に照らされていた日々が終わり

本来の私に戻った。

いつも何かに脅えている私に。

中学生の頃に…正確にはななちゃん・カズちゃんと友達になる前に

戻った。

三つ子の魂百まで

人間は簡単に変われない…


恵・たかくーたっかくー♪

かつみ・すんません、その本忘れてて…

恵・え、あ、はい。

かつみ・あの、その歌は

恵(すたすたすた)

かつみ・いっちまったか。今の歌、ATM48だったような気がするな。


恵・うー恥ずかしい.…ってこんな醜いオバハンが生きているのが

恥ずかしいのかもしれないorz


カズナ・うーす。

恵・ど、どうしたの?

カズナ・顔見に来た。

恵・べ、別にわざわざ来なくても…

カズナ・あかん。これはウチの誓いや。

恵?

カズナ・増山センセに約束した。ずっと恵と友達でいるってな。

恵…

カズナ・ウチにとっては増山センセがお父はんで

ほのかはんがお母はんや。遺言くらい守るで。

恵・そう…なんだ。

カズナ・なあ、ウチの親もジジババもしょうもない連中や。

そんなウチより気力ないっておかしいで。

恵・そんなこと言われても…

カズナ・増山センセから受け継いだ気力はどないしたんや!

受験の時は特待生とか報酬金目当てに頑張れたやないか。

恵・もう…無理だよ。疲れちゃった。

前からこんなだよ。いじめられても、カズちゃんみたいにやり返せない。

ななちゃんみたいに冷静にもなれない。

ただ、逃げることしかできなかった。今だって…

カズナ・そか。

恵・あっ、帰るの?

カズナ・ああ、仕事あるさかい。

恵・うん。

カズナ・ウチの新作や。

恵・おいしそう。

カズナ・今度来た時、感想訊くで。

恵・うん。


恵(ああ、優しい甘さのお団子だな。

お茶まで付いている…ありがとう。

でも、私は…)



七瀬・カズナの新作、食べた?

恵・うん、あっさりめでおいしかった。

七瀬・…

恵・ななちゃん、あの…

七瀬・何?

恵・ううん、何でも…

七瀬・そう。


……


七瀬・どこまでーも続く道ぃを 歩いて行くよ♪

恵・それ…

七瀬・思い出した?モブだけで歌った曲。

恵・うん、浩くんが「結婚してください」っていったイベントだね。

七瀬・大切な思い出。

恵・うらやましいな…私にはそんな男の人いないから…

七瀬・…

恵・こんな…太ったオバサンになっちゃって…

七瀬・私は骸骨。どっちもモテない。

恵・私も、若いうちに結婚しておけば良かったかな。

七瀬・結婚とか、形が心を作るわけじゃない。

恵・それ、ほのかさんが言っていたこと?

七瀬・うん。レッテル貼るのは弱い証拠。

恵・そうだね。

七瀬・今の恵も。

恵・えっ?

七瀬・恵が頭を使えば簡単、それを思い込みで邪魔しているだけ。

恵・どういうこと?

七瀬・恵は、とても賢い。自分で気づくはず。



カズナ・せやから、恵のピンチなんや!天才の助けが必要やねん。

メガネ・うーん、少し空いたら彩玉に戻るから、ちょと待って。

カズナ・あぁん?後輩に「お姉ちゃん」って言ったの言いふらすで。

メガネ・ちょ、それ言っちゃらめえ!

カズナ・なら何か策を考えんかい。

メガネ・うーん…おやつでもプレゼントしたら…

カズナ・おいこら天才、エエ加減にせえよ!

メガネ・そうだこあっお前ら何を…


ぷーぷー


カズナ・切れた…

七瀬・良い案は?

カズナ・あらへん。



恵・どこまでーも続く道ぃをー歩いていくよ♪

かつみ・え、その歌…

恵・え?な、なんですか?

かつみ・あんたまさか、ATM48の恵さんじゃないですか!?