カズナ・ウチに法律のことはわからん。
でも「法律業者には戦う力がある」ってのはわかるで。
あんたのお父さんが助けてくれはったから、まだ生きられるねん!
恵・カズちゃん…
七瀬・恵が最初に動いたから、今の私たちがある。
恵には頭だけじゃない。小宇宙もあるから。
恵・まりちゃん…
カズナ・まあ、ハンデやろな。あんたが最初から本気なら
強すぎて反則やで。
七瀬・うん。
恵・そんな…私なんて就職に失敗して
お父さんの遺産もバカな浪費して
もう…ホームレスなんだよ!
カズナ・ならウチの家にでも来ればエエ。
七瀬・うちのアパートの部屋もある。
恵・ううっ…
カズナ・それから、30歳おめw
七瀬・聖衣。
恵・うそ…なくしたはずの聖衣が…
カズナ・霊感が効いたな。
七瀬・たまには役に立つ。
ほのか・たまにはだって?
七瀬・9割余計
ほのか・またお前は!口の減らない子だね。
カズナ・月7000円はちゃんとはろうとるで。
恵・ど、どうして!?
七瀬・お金、増山先生から預かっていた。しくじったときの保険。
カズナ・ウチらか弱い素人や。強い法律業者が必要なんや。
七瀬・恵がそうしてくれたら、一番いい。
恵・でも…知識だけじゃ…
カズナ・あのバカを使えばエエやん。
七瀬・安く使える子分もいる。
恵・い、いいのかな…
カズナ・家賃は頭で払ってもらう。水道光熱費もな!
七瀬・そっちに行くって言ってない。うちは駅から3分。