幻想せどり伝Kotaka 07話 白と黒01 | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地

ジミー・訓練?

黒・頼む、今のままでは足手まといになってしまう。

ジミー・俺の訓練についてくるなら構わんぞ。

黒・ありがたい。


ファンナ・自分から頼んでおいてそれ?兄貴どころか私にすらついてこれてないよ。

黒・ぐぅ、まだだ…

白・あぅあぅ…ぼ、ボクも…

黒・あなたには無理よ。


防犯・アポカリプスって使用レベル60以上だよな。

ジェイド・うん、他のレリックと同じだよ。

ダン・うーん、黒のレベル、40くらいに見えるが…

防犯・レベルはマスターにしか分からないんだよな。快賊王に聞いてみるか。

こたか。・黒のレベル?70だよ。

ダン・むちゃ強いじゃないですか!

こたか。・いや、正確には…

白・ダメなのです!

こたか。・…

白・それは、言わないでくださいなのです…

防犯 (何か事情があるようだな)


ファンナ・遅い(ワンツーからボディ)

黒・うぐっ

ファンナ・分かったでしょ、身の程が。全英で戦うのは諦めて後衛に回ればいいじゃない。レベルが低くても、暗黒魔法「ストップ」があれば戦力にはなるから。

黒・違う、本当の私は(突きを涼しい顔でかわすファンナ)

ファンナ・本当の私?いい歳して夢見る少女みたいなこと言うね。

黒・私は…

ファンナ・その目、大切なものから逃げた、負け犬の目だよ。

ジミー・それくらいにしておけ。

ファンナ・…か弱い女には甘いんだね。

ジミー・訓練中に無駄口はやめろ。

ファンナ・はいはい。

ジミー・お前、本気か?ならば俺が相手をしよう。

ファンナ・え、なんで…

ジミー・俺も本気で応えよう。どうする?

黒・頼む。


白・ええええええ!今の黒ちゃんとジミーさんでは、差がありすぎるのです!

防犯・危ないんじゃないか?

ジェイド・そうだね。いいんですか快賊王?

こたか。・ああ。

白・そんな!本気のジミーさん相手だと、黒ちゃんが消滅してしまうのです!実力差に加えて、光魔法なんて最悪の組み合わせなのです!誰か、誰か止めてなのです!!

ジェイド・うーん、リミッターありの対戦にしときますか快賊王、それなら確実に経験値は入りますし。

こたか。・かまわん、全力でやってくれ。

白・そ、そんな…マスターは黒ちゃんのことが嫌いになっちゃったんですか!

ジェイド・もう…どうなっても知りませんよ。全力だジミー!

風狐・ね、ねえ、そこまでしなくても、普通に鍛えればいいじゃない。


ジミー 光速拳の構え


ダイ・クロノ以外のGFが食らえば九分九厘消滅する必殺技、回避不可能


白・黒ちゃん、ギブアップするのです!

風狐・やめなって、無茶だよ。

黒・ダメよ。快賊王の役に立てないなら、ここで消えた方がマシだわ。

風狐・あんたらしくない、そんな投げやりな。

白・黒ちゃんまで…どうして、どうしてこんなことに!こうなったら私が!

こたか。・…

白・わ、割り込めない!マスター、乱入の許可をくださいなのです!


空気が張り詰める。ジミーの拳が動いた時、黒の存在は消滅してしまう。


………………


……



ジミーが構えを解き、黒に歩みよる。


黒 ?


(ごすっ)


ジミーの額が黒の鼻に当たる。

後ろに倒れる黒

黒の鼻から大量の血が流れ出した。


ジミー・見損なった。そんな浅はかな奴と拳を交える気はない。

黒・あ…

ダン・なるほど、戦力差があるから。

ジェイド・追い払った。