ジミー・訓練?
黒・頼む、今のままでは足手まといになってしまう。
ジミー・俺の訓練についてくるなら構わんぞ。
黒・ありがたい。
ファンナ・自分から頼んでおいてそれ?兄貴どころか私にすらついてこれてないよ。
黒・ぐぅ、まだだ…
白・あぅあぅ…ぼ、ボクも…
黒・あなたには無理よ。
防犯・アポカリプスって使用レベル60以上だよな。
ジェイド・うん、他のレリックと同じだよ。
ダン・うーん、黒のレベル、40くらいに見えるが…
防犯・レベルはマスターにしか分からないんだよな。快賊王に聞いてみるか。
こたか。・黒のレベル?70だよ。
ダン・むちゃ強いじゃないですか!
こたか。・いや、正確には…
白・ダメなのです!
こたか。・…
白・それは、言わないでくださいなのです…
防犯 (何か事情があるようだな)
ファンナ・遅い(ワンツーからボディ)
黒・うぐっ
ファンナ・分かったでしょ、身の程が。全英で戦うのは諦めて後衛に回ればいいじゃない。レベルが低くても、暗黒魔法「ストップ」があれば戦力にはなるから。
黒・違う、本当の私は(突きを涼しい顔でかわすファンナ)
ファンナ・本当の私?いい歳して夢見る少女みたいなこと言うね。
黒・私は…
ファンナ・その目、大切なものから逃げた、負け犬の目だよ。
ジミー・それくらいにしておけ。
ファンナ・…か弱い女には甘いんだね。
ジミー・訓練中に無駄口はやめろ。
ファンナ・はいはい。
ジミー・お前、本気か?ならば俺が相手をしよう。
ファンナ・え、なんで…
ジミー・俺も本気で応えよう。どうする?
黒・頼む。
白・ええええええ!今の黒ちゃんとジミーさんでは、差がありすぎるのです!
防犯・危ないんじゃないか?
ジェイド・そうだね。いいんですか快賊王?
こたか。・ああ。
白・そんな!本気のジミーさん相手だと、黒ちゃんが消滅してしまうのです!実力差に加えて、光魔法なんて最悪の組み合わせなのです!誰か、誰か止めてなのです!!
ジェイド・うーん、リミッターありの対戦にしときますか快賊王、それなら確実に経験値は入りますし。
こたか。・かまわん、全力でやってくれ。
白・そ、そんな…マスターは黒ちゃんのことが嫌いになっちゃったんですか!
ジェイド・もう…どうなっても知りませんよ。全力だジミー!
風狐・ね、ねえ、そこまでしなくても、普通に鍛えればいいじゃない。
ジミー 光速拳の構え
ダイ・クロノ以外のGFが食らえば九分九厘消滅する必殺技、回避不可能
白・黒ちゃん、ギブアップするのです!
風狐・やめなって、無茶だよ。
黒・ダメよ。快賊王の役に立てないなら、ここで消えた方がマシだわ。
風狐・あんたらしくない、そんな投げやりな。
白・黒ちゃんまで…どうして、どうしてこんなことに!こうなったら私が!
こたか。・…
白・わ、割り込めない!マスター、乱入の許可をくださいなのです!
空気が張り詰める。ジミーの拳が動いた時、黒の存在は消滅してしまう。
………………
……
…
ジミーが構えを解き、黒に歩みよる。
黒 ?
(ごすっ)
ジミーの額が黒の鼻に当たる。
後ろに倒れる黒
黒の鼻から大量の血が流れ出した。
ジミー・見損なった。そんな浅はかな奴と拳を交える気はない。
黒・あ…
ダン・なるほど、戦力差があるから。
ジェイド・追い払った。