都営住宅 朝7時
ジリリリイリリリ
防犯・朝か…
その態度を改めるって、何だよ?
バーコードリーダー無いのが悪いのか。
でも、アレ高いしなあ…
防犯は携帯ゲーム機のスイッチを入れた。
「民法伝説Gフォース」
風の神器をめぐって戦うダイとジミー、二人の猛者。
しかし、天才軍師リバイアの「僕は彼を推します」
新たなるゴッドハンド、ぼうはん
見事に勝利し、神器をその手に!
防犯・うわ、敵つよっ
バトルロイヤルか、向こうが共倒れになれば…
って待っていたら、二人して攻めてきやがった!
Game Over
防犯 orz
気分転換に日雇い労働に行く防犯
一日、イベントスタッフで立ちっぱなし
帰りにパック焼酎をストレートで飲む
防犯・ういっく…
焼酎は安くていいねえ…およ?
真っ赤な鶏が落ちている。
痙攣しているから、死んではいないようだ。
きまぐれで、食パンを与えてみた。
ばくばくばく
羽で持って、ニワトリと思えない食い方をするな…
まあいいや。さっさと帰ろう。
かえで・あ、あんた…待ちなさい。
振り向くと、裸の女がいた。
身長153といったところか
赤い髪を肩まで伸ばしている。
バストはBくらい、腕や脚は太めで
頑丈そうに見えた。
かえで・私が見えたのね。
防犯・ちょ、あんた裸だと捕まるぜ。
がしっ
防犯・ぎゃあ、痴女に襲われる!
かえで・誰があんたみたいな汗臭い男を襲うのよ。
非常事態だからね!
防犯・空を駆けるw
…………・…・
………・
防犯・ん、ここは…俺の部屋か。
最近はよく気絶するなあ。
かえで・起きたわね。
防犯・さっちの痴女!
赤い髪の童顔吊り目ずんぐり女は空中に浮いていた。
今度はユニクロと思しきトレーナーとジーンズを装備中
かえで・いや、別に脱がしてもいないし。
防犯・なんだお前は、幽霊か?
かえで・ゴッドフォースよ。
防犯・頭、大丈夫?あんた24くらいだろ。
かえで・知らないあんたがバカなのよ。
防犯 (ひどい)
防犯・そうだ、黒スーツの鎌女や、晴海屋ブランド少女の知り合いか?
かえで・何それ、知らない。
それより、私の夫を探すのを手伝いなさい。
防犯・オバケの夫婦なんてしらんわ!
かえで・あーはいはい、あんたには何も期待しないから。
防犯・何だこいつは…