フィクションです。
首都の北、彩玉県(さいたま県)腰谷市(こしがや市)
2009年の10月6日
クワトロ電気腰谷工場が閉鎖。
1056人の正社員・契約社員・期間従業員・派遣社員が
職を失った。
エイジ・おー、ニュース工場つぶれた話ばっかだぜ。
ミサキ・何を他人事のように・・・
朱音さんの就職先よ。
エイジ・エーッ!
朱音・うーん、内定取り消しどころか
勤務先が消えるなんてね。
ミサキ・頑張って内定もらったのに・・・
朱音・辛いわね。もう永久就職しちゃおうかな?
来年にはエイジくんも18だしね。
エイジ・朱音さんが俺の嫁に!
ミサキ・それ、やめた方がいいですよ。
朱音・素敵よ、Jリーガーの奥さん。
エイジ・ぶはっ
ミサキ・プロサッカー選手になるのよね、エイジ。
エイジ・そりゃガキの頃の・・・
ミサキ・あんたの頭の中身は小学生よ。
エイジ・いや、やっぱブロは甘くねえしさ。
ミサキ・弱小サッカー部のキャプテンどまり?
このままフリーターとかやめてよね。
エイジ・このガキが!
朱音・プロになるまで私が養ってあげようか?
エイジ・いや、朱音さんのシゴキはきついっす。
エイジ・あーマジでどうしよorz
頭はアーッ!でサッカーも大したことねえ・・・
俺、しょぼいフリーターかよ・・・
雷牙・なあ、タバコ代かしてくれよ。
浩・この前貸した千円返してよ。
雷牙・わりい、バイト見付かったら返す
だから貸すよな?
浩・嫌だって・・・
雷牙・・・・とっとと出せや!
エイジ・よう。
雷牙・げっ、エイジ・・・
エイジ・・・・
雷牙・おっと、スロットのイベント忘れていたぜ!
ダダダ・・・
エイジ・力抜ける奴、お前も情けねえぞ
浩・うるさいな、ケンカ強くて人気者には僕の気持ちなんて!
エイジ・・・いや、あいつがしょぼいだけで
俺は強くねえし。
(小学生の頃は常勝無敗だが・・・)
浩・あー、こんな暗くちゃ、ニートかな?
メガネのくせに成績悪いし気弱だし
お先真っ暗・・・