一週間前に急逝した姉の葬儀が、昨日無事に済みました。
晴れて暖かく、穏やかな日和でした。
亡くなる二週間前に病院で散髪してくれたそうで、姉の髪はきれいに短く整い
この前より安らかな顔をしていたので安心しました。
顔に触れたら
額は固かったけど頬は少し弾力が残っていて
胃ろうの経管栄養だけにしては痩せていなかったので、死んじゃったのが嘘みたい
故人と関わりが深かったごく近い身内だけで
静かにお見送りです。
神式(神道)の葬儀でした。
なのでこれまで経験していた仏式とはいろいろ勝手が違うので、まごまごしないように検索して予習して行きました。
祭壇は
野菜や果物、魚や乾物などが供えられ
僧侶でなく神主さん
読経の代わりに祝詞(のりと)
お焼香の代わりに玉串奉奠(たまぐしほうてん)といって玉串(榊にシデ=白い紙がついたもの)を捧げ、二礼二拍一礼
この時二拍は音をたてずエア二拍
仏式は亡くなると仏様になるけど
神道では神様になるそうです。
神主による一つ一つの儀式には○○祭といって「祭」が付きます。
葬儀を1日で済ませたので
通夜祭で行うはずのみたまうつし (御霊写し)の儀という遷霊祭も行いました。
これは
電気を消して部屋を真っ暗にし、神主が祭壇裏の棺のそばに行き
「ぉぉぉおおおおおおおおおぉぉぉ……」と声を発して白木の札みたいのにみたま(魂)を注入するみたいな(ちょっとシュール)
これで姉は神様になったようです。
そしてまた玉串奉奠。
神主さんの仕事が終わり退室すると、親族が棺に故人が愛用していた物などを入れます。
甥っ子(姉の息子たち)は御朱印帳や写真
私は、未完成だったけど回復を祈って折った千羽鶴を入れさせてもらいました。
前日の夕方に突然「あ、あの千羽鶴どうしよう」と思い出し、お棺に入れるのはどうか
と
調べたら「棺に入れた」「入れるのはOK」などとあり
甥っ子にLINEして、義兄に確認してもらったら「OK」ということで。

5本ずつの束にして、姉の体の両脇に入れました。
やっと陽の目を見た折り鶴
私も胸のつかえが下りた感じ
火葬場で火葬祭
さっきまであった肉体は消え、とうとう骨になってしまいました。
その寂寞(せきばく)感といったら
私が結婚前の肉親は、これで全て鬼籍に入ってしまいました。かなしい。
いつかはこうなるけど、元気だったからもう少し長生きすると思ってた。
大人になってからは二人で出かけたり旅行をするとか無くて、残念だったわ
小学校低学年の時は
「101匹わんちゃん物語」の映画や
池袋スケートセンターによく連れていってくれました。
私の誕生日が近づくと毎年プレゼントをくれ

数年前から毎年のように
「ねえ、今年還暦」と聞いては「まだよ」と答えていたけど
今年だったら「そうよ、今年還暦よ」と喜んで答えたのに、それはできなかった。
今朝仏壇にご飯とお茶をあげる時、両親の遺影を見上げて
「お姉さん、もうすぐそっちに行くよ」
と伝えておいたよ。
倒れてから1年2ヶ月余り、闘病お疲れさま。
これまでいろいろありがとう。
鶴に乗ってお空に行って、そちらでは元気に回復しますように
プロ野球のクライマックスシリーズも終わり、日本シリーズはヤクルト✖オリックスに。
去年最下位チーム同士での日本シリーズ、楽しみです。
今日からは今年最後の大相撲
十一月(九州)場所が始まります(この時間、幕下以下は始まってます)
またいつもの日常に戻ります。
頑張ろう