本番前の練習中になんてこと……





昨日のフィギュアGPシリーズ中国大会
男子のフリーで演技前の6分間練習でのアクシデント、皆さんご承知のとおりです汗

中国のエン・カン選手と激しく衝突した羽生結弦選手

頭部と顎から流血、顎は7針縫ったとか




オーサーコーチも
「体が一番大事。君にしか君の状態はわからない。ヒーローになる必要はないんだ」

と言ったらしい。「ムリすんなよ」的な…


でも

羽生選手本人の強い意志で演技を決行ビックリマーク

顔面が蒼白、頭にテーピング、顎に絆創膏

支えられてやっと歩く状態の中、果敢にジャンプしては転び、その度に立ち上がる

その姿に
「ガンバレビックリマーク」と「もうやめてメソウサ泣」の気持ちが入り交じり、涙なしには見ていられなかった(;つД`)

ソチ五輪チャンピオンの意地か、鬼気迫る表情で渾身の演技

前半は転びまくったけど、後半はトリプルなど次々と決め
そして

長い長いフリーの演技を最後までやり遂げた顔

得点の発表を見てビックリ目



前半の4回転ジャンプ、転倒したが認められたらしく、高得点アップ


声をあげて泣きじゃくる……メソウサ泣
ショートプログラムと合わせ2位の結果


車椅子で会場を去る羽生選手


今回の、けが(脳震盪か)直後に演技したこと(させたこと)について、様々な意見が。

そりゃあ、出ますわねぇ……( ; ゜Д゜)

なんせ頭を打ってるんですから、常識から考えて積極的に演技しろとは、誰も言わないだろうし周りも止めたと思います。

でも
羽生選手は自分の立場がわかりすぎるほどわかっている

ソチ五輪チャンピオンとして

日本からたくさん駆けつけたファンのため
にも、スポンサーにも

何より自分のために、滑らなくてはと
棄権する選択肢はなかったのだと思う


確かにケガに負けず気力で演じきった瞬間、私も素直に
「強い、素晴らしい、感動したッビックリマーク
と思いました

しかし名古屋大学大学院  教育・発達科学研究科の内田良准教授の意見を抜粋すると

驚いたのは、マスコミや観客、視聴者は「感動した」「涙が出た」と讃えたことである

スポーツでの脳震盪を含む脳損傷が「繰り返される」可能性が高い

脳へのダメージが繰り返される時は、2回目以降の脳の衝撃がそれほど大きくなくても致命傷になりうる

脳震盪後、24時間は競技に復帰すべきでない


たしかにジャンプ→着地(着氷)の時の衝撃やクルクル回る時の脳への影響は、と
素人の私でも心配で仕方ないわけですが

でも、誰が止めてもゆづは出ると言ったでしょうね。

親だったら、とても見ていられなかったわあせる


今日のエキシビションはもちろん欠場、日本に帰国して精密検査を受けるそうです。大事に至らなければいいのですが…

相手のエン・カン選手もケガをしたようですけど、頑張って演技してましたね

2人とも早く回復するように、祈るばかりですキラキラ