先週発売のオリスタ

ナオトのページの中の小さい囲み記事に

「最近読んだのが、伊坂幸太郎さんの『あるキング』……」
と書いてありました

私もこの本、約2年前に読んでいました
「途中で“ライフ”っていう言葉が出てきて、…」とあったから、そうだったかしらと今日再び借りて目を通したけど……
「人生はどうだい。野球は楽しいかい」というセリフで「人生」なら出てきたけど、見つかりませんでした…
まぁ、ざっと見ただけなので……(^o^;)
読んだ本のタイトルや内容を忘れないように
専用のノートにあらすじや感想などを書いていて、それを元に紹介します
あらすじはナオトも書いているように
野球選手になるべく運命づけられたある天才の話です
プロ野球が好きな方は、けっこう面白く読めるかもしれません。架空のプロ野球チーム「仙醍(せんだい)キングス」は、いやでも創設当時の楽天イーグルスとかぶります
野球、興味ない方は……そんなに面白くないかも( ´△`)
著者の伊坂幸太郎は仙台在住なので、小説の舞台が仙台であることが多いのです。。。

主人公は山田王求(やまだ おうく)といって
熱烈な仙醍キングスファンの両親に、キングスの選手になるべく、異常なほど野球のスパルタ教育を受けて育ちます
名前からして「王(キングス)が求め、王に求められるように」と名付けたのだから
王求は「おうく」と読み、横書きだと「球」にもなり、こういうところは伊坂幸太郎独特のユーモアかなと思います
3歳からボールとバットで遊び
小学生からバッティングセンター通いとトレーニング
試合に出れば敬遠以外はホームラン彡
相手はもちろん、同じチームの皆も面白くない
とにかく幼少から野球一筋。
かわいそうな気がする
中学でも、打率9割、打てばホームランとかありえん話。天才は孤独で皆から妬まれる…
両親の熱心なあまりの、特に父親の常軌を逸した行動もあり、高校を自主退学
一人黙々と練習を重ね、キングスのプロテストを受けて合格
晴れてキングスの選手となり、9試合連続ホームランの活躍をするが、思いもよらない結末に……

最後の場面の描写が、スローモーションのような書き方で、非常にドキドキします(((((・・;)
アニメ「巨人の星」で、星飛雄馬が投球の時に回想シーンだけで放送時間のほとんどを費やすテキナ(←マニアックですいません)
思いもよらない結末であり、それまでの伏線からしたら必然でもある結末かとも思われます
幼児の時からたびたび公園などに現れる黒ずくめの3人の魔女は、シェークスピアの「マクベス」に出てくる魔女らしいが
マクベスを読んでいない私にはややピンと来なかったです(^o^;)
王求に囁くセリフは、マクベスが王になる予言を言ったものを引用したとか…
感想としては
王求は壮絶かつ、短い人生 幸せだったのかなと思うと同時に
各スポーツ界で活躍するアスリートたちも
子どもの頃から他の全てを犠牲にして鍛えられて、たいへんだなと感じた次第であります

伊坂幸太郎の作品は全部は読んでいませんが
私の場合、同じ作家の小説でも当たり外れがけっこうあって
独特のユーモアのセンスがあり、前の作品に登場した人物がまた違う小説に登場したりするのはとても面白いです
そして独特の世界観というか、作品によってはよく内容がわからない物もあって(・・?
デビュー作の「オーデュポンの祈り」は何かの文学賞をとり、好きな人が多いらしいのですが
私はそんなに……最初のほうに出る「喋るカカシ」は面白かったけど…( ´△`)
「PK」は特に時系列が過去・現在・未来が織り混ざっていて、頭が混乱してしまい
なんとなくはわかるけど、モヤモヤ感が半端なかったです(^o^;)
この「あるキング」は……普通かな
そんなに「すごく面白い」とは思えないけど、「この先はどうなるんだろう」と先が気になる小説ではあります
伊坂幸太郎の作品、私が読んだ中で好きなのは
陽気なギャングの日常と襲撃
陽気なギャングが地球を回す
死神の精度
ラッシュライフ
ゴールデンスランバー
オー!ファーザー
マリアビートル
ライフつながり、ありましたね
伊坂幸太郎は野球や麻雀が好きらしく、それらの場面が時々出てきたり、音楽関係、小説関連のこともよくリンクされています
興味のある方はぜひ
(敬称略)

ナオトのページの中の小さい囲み記事に

「最近読んだのが、伊坂幸太郎さんの『あるキング』……」
と書いてありました


私もこの本、約2年前に読んでいました

「途中で“ライフ”っていう言葉が出てきて、…」とあったから、そうだったかしらと今日再び借りて目を通したけど……
「人生はどうだい。野球は楽しいかい」というセリフで「人生」なら出てきたけど、見つかりませんでした…
まぁ、ざっと見ただけなので……(^o^;)
読んだ本のタイトルや内容を忘れないように
専用のノートにあらすじや感想などを書いていて、それを元に紹介します

あらすじはナオトも書いているように
野球選手になるべく運命づけられたある天才の話です

プロ野球が好きな方は、けっこう面白く読めるかもしれません。架空のプロ野球チーム「仙醍(せんだい)キングス」は、いやでも創設当時の楽天イーグルスとかぶります

野球、興味ない方は……そんなに面白くないかも( ´△`)

著者の伊坂幸太郎は仙台在住なので、小説の舞台が仙台であることが多いのです。。。





主人公は山田王求(やまだ おうく)といって
熱烈な仙醍キングスファンの両親に、キングスの選手になるべく、異常なほど野球のスパルタ教育を受けて育ちます
名前からして「王(キングス)が求め、王に求められるように」と名付けたのだから

王求は「おうく」と読み、横書きだと「球」にもなり、こういうところは伊坂幸太郎独特のユーモアかなと思います
3歳からボールとバットで遊び

小学生からバッティングセンター通いとトレーニング
試合に出れば敬遠以外はホームラン彡

相手はもちろん、同じチームの皆も面白くない
とにかく幼少から野球一筋。
かわいそうな気がする

中学でも、打率9割、打てばホームランとかありえん話。天才は孤独で皆から妬まれる…
両親の熱心なあまりの、特に父親の常軌を逸した行動もあり、高校を自主退学
一人黙々と練習を重ね、キングスのプロテストを受けて合格
晴れてキングスの選手となり、9試合連続ホームランの活躍をするが、思いもよらない結末に……





最後の場面の描写が、スローモーションのような書き方で、非常にドキドキします(((((・・;)
アニメ「巨人の星」で、星飛雄馬が投球の時に回想シーンだけで放送時間のほとんどを費やすテキナ(←マニアックですいません)
思いもよらない結末であり、それまでの伏線からしたら必然でもある結末かとも思われます

幼児の時からたびたび公園などに現れる黒ずくめの3人の魔女は、シェークスピアの「マクベス」に出てくる魔女らしいが
マクベスを読んでいない私にはややピンと来なかったです(^o^;)
王求に囁くセリフは、マクベスが王になる予言を言ったものを引用したとか…
感想としては
王求は壮絶かつ、短い人生 幸せだったのかなと思うと同時に
各スポーツ界で活躍するアスリートたちも
子どもの頃から他の全てを犠牲にして鍛えられて、たいへんだなと感じた次第であります





伊坂幸太郎の作品は全部は読んでいませんが
私の場合、同じ作家の小説でも当たり外れがけっこうあって

独特のユーモアのセンスがあり、前の作品に登場した人物がまた違う小説に登場したりするのはとても面白いです
そして独特の世界観というか、作品によってはよく内容がわからない物もあって(・・?
デビュー作の「オーデュポンの祈り」は何かの文学賞をとり、好きな人が多いらしいのですが
私はそんなに……最初のほうに出る「喋るカカシ」は面白かったけど…( ´△`)
「PK」は特に時系列が過去・現在・未来が織り混ざっていて、頭が混乱してしまい
なんとなくはわかるけど、モヤモヤ感が半端なかったです(^o^;)
この「あるキング」は……普通かな

そんなに「すごく面白い」とは思えないけど、「この先はどうなるんだろう」と先が気になる小説ではあります

伊坂幸太郎の作品、私が読んだ中で好きなのは









伊坂幸太郎は野球や麻雀が好きらしく、それらの場面が時々出てきたり、音楽関係、小説関連のこともよくリンクされています
興味のある方はぜひ

(敬称略)