ツタヤが半額レンタル中なのでDVD借りて観てたので感想を。

ワールドトレードセンター

実際の出来事(しかも最近)を元にした作品ということなんで、あんまり言いたくないんですけど、映画なんかにすんなよなと思いました。まず主役のニコラスケイジですが、明らかに映画会社側の利益を得る為にネームバリューとして配役されたとしか思えないし、彼の芝居で感動もせず。そして映画に関しても半分は瓦礫の中の会話で画面真っ黒よくわからず。体験者の話に基づいて作ったとしているが、映画でなくてはいけなかったの?と疑問に思う。ドキュメンタリーとして、きちんと作った方が良かったと思う。無駄にお金をかけて失敗した作品。オリバーストーンの作品ってそういうのが最近続いていますね。ただ、この作品で唯一良かったのは、女優陣。彼女たちは素晴らしかったです。どうせなら奥方をメインに作ったほうが良かったと思う。絶対に。と心より思った。あと付け加えると、日本の映画予告は良くできてた。見事に裏切られたもん。

ハードキャンディ

ロリコン男が少女に散々な目に会わされる話。明らかにロリコン男が悪いので同情の余地なし。作品の感想は、あんまり好きじゃないですね。心理戦が無駄に長く、いらいらする。少女役の子(「X-MEN完結編」に出てる)は時折大竹しのぶに見えた。ロリコン野郎のパトリックウィルソン(オペラ座の怪人)は、いつの間にか禿げてて悲しかった。たぶんキップパルデューのように俺はアート系で頑張るという選択をし、数年後はあの人は今?状態になるのだろう・・・と思った。(とはいえ今年度ケイトウィンスレットがノミネートされた「リトルチルドレン」(原題)という不倫劇に相手役で出てたりと見込みはまだある)やたらカメラワークに凝って撮影してたが、それが何?って感じ。

マッチポイント

ウディアレン作品。彼をみんな偉大な監督と評してる。数々の賞をノミネート・受賞してるし才能もあるんだと思う。けど、私から言えば、しょぼくれた親父でしかない。この作品は、やたら俺ってシネマ通みたいなやたらアート系とかミニシアター系の作品を好きな映画にあげるようなインテリぶり男とかは褒めてたけど観てみるとびみょ~。そんなに賞賛するような作品か?と思いました。ウディはスカーレットヨハンソンがお気に入りらしく、作品からもそんな感じがした。例えば、恋のライバル、クレア役は中の下の顔立ちのエミリーモーティマーを配役しちゃうんだもん。なんかそれだけで萎えた。内容もなんか気にくわない。ある意味バッドエンドなんだろうけど、こういう白黒はっきりしない結末(悪いことしてるくせに!)は嫌い。これに関しては「ミスティックリバー」とか「ミリオンダラーベイビー」とかもそうでしたが、後味悪いです。

ウェルカムトゥコリンウッド」

大好きなマイケルジェッター(「グリーンマイル」)が出てるというだけで借りた作品。クライムムービーなんですが、駄目駄目オーシャンズ11見たいな感じ。可もなく不可もなく。ただ、マイケル演じるトトのドジぶりは微笑ましかった。内容は好みが分かれるかな、と思います。ジョージクルーニーもちょい役で出てる(製作総指揮も彼)のですが、ジョージクルーニーに興味もなく、顔の濃いおっさんとしか思えないし、そもそもファンでないので出ててもうれしくないです。マイケルが良かった。

それだけの映画です。ちなみに私の好きなマイケル出演作は「天使にラブソングを2」です。端役なのですが(数学の先生)、しぐさとか笑顔とかいいです。7人の小人のおとぼけ実写版みたいな感じが好きです。もう亡くなって4年も立つんですな・・・・・・。


とまあ今回は不作な感じでがっかり。でもまだ「トランスアメリカ」と「プルートで朝食を」を観てないからまだ期待を捨てずに頑張ります。