少し前の話になりますが、私は離婚してから子供を連れて実家に戻ったのですが、実家とは言ってももう母親は他界していて、当時の父親はその後ふらっといなくなり知らない女と再婚した為、唯一の親戚である母の弟、つまり伯父が実家には住んでいたので、伯父との共同生活が始まったんですね。


しかし、共同生活を始めて2年が経過。

伯父は私が不在の間、子供達に対して、「早く出ていけよ足」だとか「うるせぇんだよこのクソガキがムカムカ」など罵声を浴びせたり、お腹が痛くてトイレにこもっていたらドアノブをガチャガチャされたりトイレの扉を蹴られたりして早く出ろと、だいぶ怖い思いをさせてしまっていたことが発覚ガーン

私には一切文句を言わないのに、自分より弱い立場である子供に対してのあたりが強いので、これはなんとかせねばと、私は子供を連れて実家を出ていくことを決めました。


しかし、実は当時、伯父は肺がんの術後で体力がかなり弱っており仕事を退職、自宅で静養中でした。

ただ、肺がんの手術は成功し、他に転移もしていなかった為、退職金もあったみたいだし、寝たきりな訳でもないので特に心配はしていませんでした。

肺がんを機にタバコもキッパリやめたし、唯一趣味だったパチンコにも行かなくなりました(例え電子タバコでも周りが吸ってると吸いたくなってツライらしいです)

そんな中、伯父が辞めることができなかったのがお酒です生ビール

毎日家にいてテレビをみてるだけの生活、いつも片手にはチューハイのロング缶、私が子供を連れて家を出てわずか一週間後、伯父は肝硬変で倒れ、そのまま帰らぬ人となったのです。


で、家の主人が亡くなった実家をどうするか?という話になりましたが、兄弟もそれぞれ家庭を持っていたり、私も敷金礼金で4-50万払ったばかりで、実家に戻るという選択肢がなかったんですね。

で、売ろうと。

売却したお金をみんなでわけたらいいよねってなったわけです。

家を建ててもう20年になるので建物の価値は殆どないだろうということで、今の状態で買いたい人がいるのか?不動産屋にきてもらったりもしましたが、結局は、ふらっといなくなった父親の知り合いの弟夫婦に売ることになったんですね。

無知の怖いところがここからです。


【3000万以下であれば相続税はかからない】というのを聞いたことありませんか?

父親は、中途半端な知識で、その相続税がかからない3000万でおさまるようにと、2800万という価格で、言い値で売る約束をしてしまっていたんですね。

その金額は知り合い価格もいいところで、今の相場はもう少し上がっていて、不動産屋に聞いたけど地場は見積もって3500万くらいとのこと。

父親のどんぶり勘定に、もう少し高く売るよう伝えましたが、すでに2800万でいいよと伝えてしまったから今更訂正できないとのことで、そのクソみたいなプライドのせいで相場より低い価格で売ることに。


はい、すでにここで落とし穴です。

家を売るとかかってくるのは相続税ではなく、譲渡所得税なんですね真顔

我々は素人だから、そんなこととはつゆ知らず、3000万以下なら税金かからないというのを真に受けてしまうんですね泣

で、我が家兄弟が多いため、家を売却するにあたり、共同名義にするにもまず母親が亡くなった時まで遡って相続手続きをしないといけなかったんですね…伯父が20年以上放置していた相続手続きを、伯父が亡くなってすることになり、さらにややこしくなってしまっていたわけです。

結局、1週間前まで一緒に実家に住んでいた私がひとまずは相続したことにし、そのあとに売却するということで話は進みました。

そこからはとんとん話は進んで、家も無事売れて、はい、お次は確定申告です。


再度言っておきますが注意

不動産売却に関して、我々はあまりにも無知すぎたのですガーン


私の妹が個人事業主なので、毎年確定申告は税務署に行って手続きしているわけなのですが、その時に、分配金は申告しなくていいのかを確認したところ、え?確認ですけどお姉さんは確定申告してないんですか?とすごい剣幕で聞いてきたらしく、妹がその場で私に電話してきました。

どうやら、分配金を受け取った兄弟たちは確定申告しなくてもいいけれど、私名義で売却したから私は確定申告しなくちゃいけないってことで、取り急ぎ確定申告したわけです。

そこで請求された納付金の額、263万円…。


え?税金かからないんじゃないの?ガーン


そこで私は税務署に問い合わせるわけです。意味がわからないと。

経緯を説明したところ、確かに相続税はかからないですと。今請求されてるのは、その相続した家を売ったことによって得た所得に対しての、譲渡所得税ですと。

え…先祖が残してくれた家を売っただけなのに、なんでここぞとばかりにお国さんが出しゃばってきてきて税金とるの?て。

おかしくないですか?

って思ったけど、日本というのはそういう国らしいです。


その譲渡所得税に関しても3000万以下であれば控除されるらしいのですが、それが適用されるのにはいくつか条件があるみたいで、私がまだそこに住んでいたらよかったんですが、私は生憎伯父が亡くなる1週間前に住民票もしっかりうつして出て行ってしまったため、僅差で3000万控除が適用外となってしまっていたのです…。

誰も教えてくれないよね、そんなことはさショボーン


ここからが地獄の始まり。

無知って本当に怖いですよ。

確定申告して、譲渡所得税は税務署から色々説明を受けたので渋々支払いましたが。

まぁ、確定申告というか、細かいこと言うと確定申告期限内に間に言わず修正申告になったんですけど。


まず届いたのが、79万の市県民税です。

そして、伯父が亡くなってから実家を売却するまでの間の未払いの固定資産税16万。

そして、修正申告したことによって金額が訂正

された国民健康保険料89万…チーンチーンチーン

まだあります、そもそも修正申告をしたのが期限過ぎていたので、譲渡所得税263万に対する延滞金12万。


経費を差し引いて500万ずつ均等に分配したのに、私の元に届いた税金の支払いはすでに459万です。

一年前に分配したお金です、丸々なんて残していません。

私は不本意ながらも、税金地獄に。

もちろん、兄弟や父親にも事情を話して、税金をみんなにも負担して欲しい旨伝えましたが、嘘かほんとかわかりませんが、「もうない」「自分の税金の支払いもあるから無理」、既読スルーする者も。


みなさん。

相続はもめるとはよく言いますが。

まさかのここにきて、私も身をもって味わうこととなるのです。

一年前に分けた遺産にかかる税金の請求をした途端、返事こなくなるっていう。

もちろん、中には、➗5した分だけは負担するよと言ってくれた人もいますが、例えば確定申告の延滞金はあんたが期限内にしなかったんだから我々に罪はない(お前が払え、てことです)と拒否されたりとか。

もとから仲良し兄弟ってわけじゃないので仕方がないのかもしれませんが、なぜ私だけが馬鹿を見なければならないのか?


役所にも事情話して相談しましたが、弁護士の無料相談を受けて各々に請求するか、そもそも確定申告自体を各々にやってもらうしかないと言われました。

え?税金払ってくれないんだから、確定申告だって各々やらないだろうよ…とか思って、とりあえず払わないと私が差し押さえをくらってしまうので、足りない分はアイフルに借りて払いました。

社会福祉協議会にも相談しましたが、税金を払うためのお金は貸付できないと断られてしまったので、ひとまず先に払って後から少しでも払える人に払ってもらうしかない、ということで。


8月から働きすぎてもう、今期を乗り超える前に死にそうだよ…チーンチーンチーン

ストレスで頭痒くてかいちゃうんで、なんかそれに伴ってM字が禿げてきた気がするし、彼女からはもう少し自分を大事にしてと泣かれてしまうし、 もうどうしたらいいんだよまじで。

でも、役所に相談したけど、払えないなら払わずにいれば相談担当がつくのでその時に相談してくださいとか言われて全然相談に乗ってくれないし、差し押さえになったら困るからこうして相談にきてるというのにさ…がむしゃらに働くしかないじゃんか。で、がむしゃらに働いてたら彼女に体壊す、早死にすると泣かれて、どうしたらいいんだよもう…