こんばんは。今日も、寒い一日でした。

日が暮れてから外に出ると、昼間に雪が解けたところは凍ってツルツルです。

危うくすべって転びそうになりました。


さて、鬼の話、まだ続いています。今までは、赤鬼の「怒り」についてでした。

さて、今回は黒鬼です。これは人間の愚痴(ぐち)の心を表したもの。

“愚痴”という言葉は使いますよね。

言ってもしかたのないことを言って嘆くのを「愚痴を言う」と言います。

仏教で「愚痴」とは、ネタミ、ソネミ、ウラミ、ニクシミの心をいいます。

醜い心なので、「黒」で表されています。


「愚」は「おろか」という字です。

「痴」は知恵が病気にかかっている字です。

ともに、馬鹿で愚かな心ということを表しています。


どうして、ネタミやソネミ、ウラミやニクシミは、馬鹿で愚かな心だと言われるのか?

例えば、同じクラスの友人が、数学のテストで100点をとって先生の褒められた。

それを見て、

「ちぇ、たまたまいい点数とったからと言って、いい気になるなよ」

と思うのは愚痴です。


自分が万引きをしたのを通報され、警察に補導された。

通報した人を逆恨みする。

「クソ!あいつが通報さえしなかったら……。おのれ!」

こういうのも愚痴の心です。


クラスの友人が100点をとったのは、その友人が一生懸命、勉強をしたから。

自分が100点を取れなかったのは、勉強しなかったから。

実にシンプルな因果関係です。

自分がちゃんと勉強をしなかったことを反省すべきなんですが、その因果関係を認められずに、相手をねたむ馬鹿な心だから「愚痴」です。


警察に捕まったのは、自分が万引き行為をしたから。

明らかに自分が悪いし、通報をした人は良い行為をしたわけです。

その自分の行為を棚に上げて、通報した人を恨むのは、愚かなことです。

これも「愚痴」だとわかるでしょう。


どんな結果にも必ず原因がある。

原因なしに起きる結果は、万に一つもない、という因果の道理を認められない愚かな心だから「愚痴」と言われます。


「自分が悪かった」と認められず、他人を恨み続ける限り、不幸のスパイラルに陥るだけ。

ちょうど病気でも、原因を誤ると、病気も治らず、苦しみは増すばかり。

自分に引き起こった原因を正しく知って、正しく反省しないと、幸せに向かっての第一歩は踏み出せない、ということを、「愚痴」の言葉の意味から学ぶことができます。


◆ つぶやき ◆


自宅の屋根から、つららが垂れ下がっています。

ベランダに出ると、手でポキッと折って、取ることができます。

大雪は峠を越したということですが、来週の半ば以降も、また雪のようです。


寒い冬は、すごく苦手なんですが、今年は例年と違うことがあります。

まだ、しもやけになっていません。

「おー!」(*^-^)

これには自分で感動。

体質が変わったのかな?


でも、かかとがひび割れて痛いのは昨年と同じです。

乾燥して、皮膚が固くなって、それがひびわれてしまうんです。


乾燥肌なので、保湿が大事ですね。

ふだん、自分が任務をする部屋は加湿器で加湿しています。

これをしないと、部屋の湿度が20%台まで下がってしまうのです。

空気の乾燥は、知らず知らずのうちに体から水分を奪ってしまうそうで、

こまめな水分補給が大事だと、以前、テレビでも言っていました。

冬場の健康管理、お互いに気をつけましょう☆